Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

松井 秀人

アメリカ

苦悩と成功

松井 秀人さん


留学期間:2015年9月~2016年6月
留学先:南オレゴン大学

留学先大学について

オレゴン州南部に位置する大学南オレゴン大学です。また演劇学部にたけた大学でもありました。自然豊かな環境に囲まれたキャンパスでハイキングやサイクリングなどトレッキングスポーツを、一年を通して楽しめます。またヒッピーが町中に多く暮らしており、そういった文化にも触れることができます。キャンパスから徒歩5分の圏内にはダウンタウンやスーパーがあり、生活必需品はそういった場所で安易に手に入れることができます。

学習面について

信州大学からこの大学に留学をする人はどの授業も受講することができます。よって最初の授業からネイティブの学生とともに活動をしなくてはならないため、かなりの英語力が要求されます。また各授業から課される課題の量は日本の大学の授業から課される課題とは比べ物にならないので、一日の終わりには最低1時間程度の勉強時間は求められます。クラス内で教授の指導が分からない場合は必ず尋ねることが重要だと思います。 

生活について

南オレゴン大学には3種類の寮があります。自分は一番安いグリーンスプリングに住んでいました。この寮の設備は日本の寮に比べて極めて悪いです。シャワーは冷たい水や熱湯しか出ない日がしばしばあります。また10畳ほどの部屋に二人で住むのでプライベートはあまりないです。ここまで書くとこの文を読んだ方の興味をそそることはできないと思いますが、この寮は私が最もお勧めする寮です。この寮に住むほとんどの生徒は一年生なのでみんな友達を作ろうと必死です。彼らと共同生活をともにすれば必ず多くの友人を作ることができると思います。

留学で得たこと

この留学で最も学んだことは人間関係です。留学生活を始めた直後は日本人とかかわることを少なくしようとしていたので、日本人に対してかなり冷たい対応をとっていました。ですが留学生活で気付いたのはどの人間とも平等に付き合うことの大切さです。アメリカには幅広い人種が暮らしているため、どの人種とも平等に付き合うことが求められます。その中で自分と同じ人種とうまくやれない人間がどうほかの人種とうまく付き合うことができるのでしょうか。日本人にも愛される人間はほかの人種にも愛されると思います。

後輩へのアドバイス

今、留学しようと悩んでいる後輩の皆さん、もしもそうなら留学するべきだと思います。私は留学して、人生観が変わりました。異なる人種の人と生活することで、日本に居る時では感じられないこと、分からないことを多く得ることができました。留学をしたことで後悔をすることはないと思います。社会に出てから留学しようと思っても、なかなかすぐに行動することは厳しいでしょう。したがって、時間に余裕がある学生のうちに留学して、貴重な経験を積むことをオススメします。勇気を振り絞って、日本から出てみてください。