Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

羽生田 奈緒

アメリカ

世界が広がる研究プログラム

羽生田 奈緒さん

医学部医学科
留学期間:2022年9月~2022年11月
留学先:カリフォルニア大学デービス校

留学先大学について:20220222_US1_Hanyuda.jpg

University of California Davisの医学部は、カリフォルニア州の州都サクラメント市にあります。一方メインキャンパスはデイビス市という車で30分ほど離れたところにあります。University of California Davisは、農学部が有名で、メインキャンパスに行くと牛や植物園がたくさん見られ、アメリカ全土から学生が集まっています。医学部の学生さんたちは、勉強に対する意識や将来の展望をしっかり持った人が多く、とても刺激的でした。

学習面について:

私は、研究経験が2年生時の生化学実習で行った実験くらいしかなく、0の状態で研究室に入れていただきました。しかし、指導者の方に2か月かけて細かく丁寧に教えていただき、3か月目は一連の流れを一人で行うことができるようになりました。研究はほぼ初めての経験でしたが、原理がわかってからは楽しむことができ、世界が広がったように感じました。また、基礎研究のプログラムでしたが、研究室が医学部キャンパスと隣接していたこともあり、研究室の教授にお願いして医学部の授業を受けたり、病院時実習に参加させていただいたりすることができました。結果として、臨床、研究どちらも学ぶことができ、とても充実した学びの多い3か月間だったと感じます。

生活について:20220224_US4_Hanyuda.jpg

アパートを見つけることがすごく大変でした。留学が決まってからアパートを探し始めましたが、なかなか3か月の期間では見つけることが難しく、現地到着時もアパートが決まっていないという状態でした。しかし、直接話をして何とか入居できると決まった後は、アパートのオフィスの人とも仲良くしていただき、安心して暮らすことができました。車がない中、車社会のアメリカで生活することは大変でしたが、主に移動は自転車を使いました。治安が悪いエリアもところどころ見受けられ、暗くなってから一人で外に出ることは避けた方がよいと思われます。医学部の授業に参加したことで友達を作ることもできました。

20220224_US2_Hanyuda.jpg留学で得たこと:

まず、アパート探しや公共料金の契約など、1からすべて自分で行ったため、本当に大変でしたが、生活力が身についたと考えます。研究では、わからないことをわかるまで聞く根性が身についたと感じます。また、積極的にやってみたいことを研究室の教授にお願いすることで、研究だけでなく、医学部の授業や実習に参加することができたため、積極的に行動することの大切さを学びました。

後輩へのアドバイス、大学からの支援へ一言:

研究に触れることができる機会は、なかなか少ないと思います。研究に対してハードルを感じている人は、このプログラムに参加することで、研究に対するハードルが下がるだけでなく、異国の地で自分の力で生活するということでとても良い経験ができると思うので、是非お勧めしたいです。協力していただいた田中先生をはじめとする先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。