Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

白澤 亜紀

アメリカ

一歩踏み出すだけの勢いと勇気を

白澤 亜紀さん

人文学部 人間情報学科
留学期間:2011年8月~2012年5月
留学先:オクラホマ州立大学

留学先大学について

とにかく規模が大きかったです。校舎、図書館、食堂、生徒数における全ての規模の大きさに驚きました。そのためか、キャンパス内の移動には予想外に時間がかかります。授業の前などは早めに家を出て準備した方が良いでしょう。必要な日用品や文房具等は大抵キャンパス内で手に入ります。しかし少々割高なので、バスを使ってスーパーマーケット(Walmart)に行くことが多かったです。

文化祭(Homecoming)をはじめとした、日々の課外活動がとても盛んです。生徒数も多く、いろんな人と交流が出来るので、見かけたら積極的に参加してみたら良いと思います。

学習面について

授業については、いくら自信がなくても英語が話せなくても、少し頑張れば大抵のことはどうにかなります。提出物などの最低限やらなければならないことをこなしつつも、気軽に物事を考えた方が短いであろう留学生活をより楽しめるのではないでしょうか。しかしあまりにもEasy Going過ぎると、不可を取ったりもします。私のように。(笑)

授業で出されたPaperやTake Home Examをはじめとする課題は、一度書き上げた原稿を先生に提出する前にWriting Centerなどの施設へ持っていくことを強くオススメします。文法のミスはもちろんのこと、フォーマットなどにも細かく気を使ってくれるため、ある程度安心して課題を提出出来ますし、英語力の向上にも繋がると感じました。課された条件を満たし文法がチェックしてあるPaperであれば、秀や優の成績を取ることも難しくはなく、そういう過程を経てそういう良い結果を出せた時にはやはりとても嬉しかったです。

分からないことは、授業で先生や友達に聞いてみたり、同じ大学に通う日本人の学生さんにとにかく聞きまくったり(尋ねまくったり)するのが良いと思います。使えるものはフル活用!!の精神で行くのが良いです。授業中、隣の席にいる知らない人に突然質問してみることも良いと思います。英語力と積極性のアップに繋がりますよ。(笑)

生活について

普段の生活は、授業へ行く→ご飯を食べる→課題をする→その後その他の活動、という生活パターンの繰り返しでした。私の場合は、そこに週2回のクラブ活動(バレーボール)が入る1週間でした。

キャンパスの内外にあるレストランは基本的にどこもヘルシーな食事ではなく、日本の食事とは様式がかなり違うと思います。そんな時は生野菜のサラダを食べたり、インスタントのお味噌汁を飲んだりして体の調子をゼロに戻そうとしていました。実際“ゼロ”に戻っていたかどうかは定かではありませんが(笑)、気分的にもスッキリすると思います。

普段の生活は思っていた以上に、今まで信大でしていた生活となんら変わりませんでした。話す言語が英語であるくらいです。なので、貴重な機会を逃さないようにしつつも、気軽にアメリカでの生活を楽しんだら良いと思います。

大学に行く時の服装はものすごくシンプルです。日本の大学生のようには全く気合が入っていません。Tシャツにジーンズ、ランニングパンツにパーカー、のような服装が一般的でした。私自身も、郷に入ったので郷に従っていました。(笑) その代わり、休日のイベントや出掛け先で私服を着る機会もあるので、ある程度はお洒落着も持って行った方が良いと思います。しかしあまりにも持って行き過ぎると帰りのパッキングで後悔するので、要注意です。

留学で得たこと

自分で準備を進めて海外に行き、海外の大学で勉強し、他にもいろいろなことを経験し、そして帰ってくるまで、全ての過程が自分に自信を付けさせてくれました。また、自分のことを以前よりずっと好きになってあげられることが出来ました。この自信は、この先もきっと私を助けてくれるのだと思います。これが留学で得た一番大きな収穫です。

日本という国を日本の外から見ることで、今までと違った視点や知識を手に入れることが出来ました。また日本と諸外国を様々な点で比べる機会も多かったのですが、比べれば比べる程日本という国がより一層好きだと思えるようにもなりました。自分の国に対するこういう見方も、留学に行かなければ手に出来なかったことだと思います。

英語を使える力は、やはり留学に行く前と行った後ではかなり違うと自分でも実感しています。日常生活ではあまり困らない程度の力を習得出来ました。しかし自分の苦手なリスニングの力をもう少し伸ばせたら良かったなど、いくつかの反省点も見つけられました。

友達をたくさん作れたことが、何よりも嬉しかったです。アメリカ出身の友達はもちろんのこと、日本以外の国から来ている留学生や、現地のフルタイムの日本人学生さん達、他にも本当にいろいろな人との交流がありました。これだけの繋がりは、留学をしなければ決してこの先でも得られなかったであろうと強く思います。帰国後でも連絡を取り合える程の大切な友達が本当に数多く出来ました。こんな素晴らしい体験があることを、私自身、多くの人に伝えてみたいです。

後輩へのアドバイス

留学前でも、留学中でも、留学後でも、“とりあえず行ってみる、参加してみる、そして続けてみる”ということを、是非実践して欲しいです。留学の準備段階も、留学中に勉強したりいろんな活動に参加したりすることも、そして留学後にまたいろんな人と関わってみることも、やめてしまうことはすごく簡単です。しかし続けたその先に何か得られるものがあるということを、私はこの留学生活を通して学べました。たとえ参加してみて途中で嫌になってしまっても、そこを少しだけ耐えて是非“続ける”ことを頑張ってみてください。その先に自分が想像もしなかった楽しい出来事が待っているかもしれません。それが留学という貴重な体験の中なら尚更ですし、物事をやめてしまうのはその後でも出来るのです。“継続は力なり”、です!!

留学に行く価値の重さは人それぞれかもしれませんが、価値がゼロということは絶対に無いです。必ず何かを得て帰って来られるチャンスだと思います。実際私は大きな“自信”を持って帰って来ることが出来ました。少しでも迷っているのなら、思い切って飛び込んんでしまえ!!と、常々応援しています。

そうした結果、私は今までも今でもずっとアメリカシックです。(笑) こんな状態になりたい人でもなりたくない人でも、行ってしまえば絶対に楽しいはずです。是非行くべし!!