Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

阿部 夏子

韓国

まずはなんでも自分でやってみましょう!

阿部 夏子さん

経法学部応用経済学科
留学期間:2018年 9月 ~ 2018年 12月
留学先:崇実大学校

留学先大学について

 まず、崇実大学校のチューター制度ですが交換留学生5人に1人程度のチューターが配置されていたので非常に心強く感じました。特にチューターの方々は率先して交換留学生同士の交流の場を作ってくださるので、私自身多くの出会いがありました。また、崇実大学校の授業申請についてですが、交換留学生でも必ず学部に所属し、自分が受けたい授業は基本的に受けることができるので、韓国語だけでなく専攻の経済学の授業も聞くことができ、非常に良い経験になりました。語学だけでなく、専攻もしっかり学びたいという人には非常におすすめの大学だと思います。

学習面について

 私は半年という留学の中で英語と韓国語両方を学ぶ予定でしたが、実際私が受講したかった英語の授業は非常に人気が高く申請に失敗してしまいました。しかし私はそこで改めて考え直し、半年という短い期間で英語も韓国語も中途半端にするよりは韓国語をより専門的に学ぶほうがより深く学べるのではないかと考え、もともと受講する予定ではなかった経済学部の授業と、韓国と日本の文化比較の授業を思い切って受講することにしました。もちろんこの二つの授業は一般的な学部の授業であるため最初は内容も韓国語も理解するのが困難でした。しかし、その授業で新しい友人や教授と出会え、自分なりに一生懸命勉強もしたので良い成績を頂くことができました。自分が受講したかった授業をすべて聞くことはできませんでしたが、最終的には学部の授業も受講することができ、良い経験になりました。

生活について

 先ほども述べたように崇実大学校はチューター制度があるので、何か困ったことがあればすぐチューターを頼ることができる環境にあります。ですがこの大学のオリエンテーションでチューターの代表の方がおっしゃっていた「チューターは頼る存在よりも友人だと思ってほしい。難しいことでもまずは自分で一度は行動してみてほしい。」という言葉が私は印象に残り、とにかく自分でまずはやってみようと思うことができました。生活に必要な様々な手続き、大学での勉強などすべてを自分で行うことは大変なこともありましたが、自分から行動したからこそ充実感を得られたと思います。

留学で得たこと

 まず、この留学で得られたことは充実した生活を送るには「自分から行動する」ことが重要であるということに気づいたことです。異文化の中で勉強面でも友人関係の面でも自分から行動することが非常に重要でした。

 勉強面では自分自身が韓国語を理解していないと授業の内容も課題も理解できないのでとにかく授業を一生懸命聞きました。そして、友人関係の面では、私は留学期間で終わるような友人ではなくこれからも付き合っていける友人が欲しかったので、外国人交流サークルに参加したり、友人とパーティーを開いたり、最終的には悩みも相談できるほど親しい友人ができました。また、短い期間で何かを達成するためには「どこに重心を置くか」を考える重要性も留学で学べたことのひとつです。もちろん英語をあまり学べなかった後悔もありますが、重きを置いたおかげで出会えた友人がいたことも非常に良い経験でした。

後輩へのアドバイス、信州大学、へのメッセージ等

 これから留学したいという人には、私が留学に来る前に先輩方に言われた言葉で「勉強も大切だが、留学先での体験や友人が一番の宝物になる」ということをそのまま伝えたいと思います。新しい経験や友人たちと出会うための手段として勉強をすると思うと、モチベーションもあがりますし、実際に友人との交流が留学での一番の思い出だと感じています!

 また私自身、留学前に他の国に派遣される学生よりも語学力が低く、留学先での目標も弱いと感じていました。ですが、私がとにかくいろいろな面で興味があった韓国という国で新しい経験をしたいという気持ちを信州大学の先生方は応援してくださり、本当に一生の思い出になる留学へ派遣してくださったこと、本当に感謝しています。

 また、知の森基金からの支援によって、幅広い分野の体験をすることが出来たと感じています。生活面もそうですが、私が特に興味のあった「生の韓国文化」を体験するために知の森基金からの支援金を使用させていただいたので、座学だけでなくそういった文化に関する面でも勉強することができ、非常に心強いサポートになりました。