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ニュース2020.11.05

共通教育科目「グローバル人材論」でノヴォシビルスク大学(ロシア)との共同オンライン授業(COIL)を実施

玄向寺副住職の荻須真尚氏による講義

東京楽所所属の高多祥司氏の紹介

日露の学生同士のZoomでの打ち合わせの様子

 今年度後期金曜4限開講の共通教育科目「グローバル人材論(「グローカル」マインド養成)」(担当:永田浩一准教授・副担当:仙石祐助教/グローバル化推進センター所属)では、10月23日から11月13日までの間、「雅楽について学び、その素晴らしさを海外に発信する」をテーマに、本学協定校であるノヴォシビルスク大学(ロシア)との共同授業(*COIL)を実施しています。

 *COIL: Collaborative Online International Learningの略称

 本学からは同科目の履修生30名が参加。ノヴォシビルスク大学からは、人文学部東洋学科の学生12名のほか、エレーナ・ヴォイティシェク同学科長、中村格意先生、三森優先生が参加されています。

 初回の10月23日は「生演奏を聴いてみよう@玄向寺」と題し、松本富貴雅楽会の会長であり、玄向寺(松本市大村)の副住職でもある荻須真尚氏より、雅楽の歴史等について実際に楽器を演奏しながら講義をしていただきました。
 当日オンライン授業に参加したロシア人学生からは「漢字が難しい。ゲストスピーカーが話す日本語が早いが、聞き取れている」といった感想が寄せられました。また、本学の学生からは「ロシアの学生さんからのゲストスピーカーへの質問には驚いた。事前学習をしっかりしていて、日本人学生とは違った視点で質問をしている」との声が聴かれました。
 10月30日にはオンデマンドで「海外で雅楽演奏会を開催するには?」と題し、宮内庁式部職楽部の楽師を中心に結成され、日本を代表する雅楽団体である東京楽所に所属されている高多祥司氏より、海外演奏会をされた際に苦労されたこと、海外で雅楽がどのように評価されているか等について講義をしていただきました。
 10月31日からは、日露学生の混成チームが「課題:もし、松本富貴雅楽会がノヴォシビルスクで雅楽演奏会を開催するなら?ロシア人の心に響くパンフレット(日本語・ロシア語)を作成せよ」に取り組み始めました。直接会ったことのない日本・ロシアの学生同士でオンラインツールを活用して連絡を取り合い、意見交換をしています。
 11月13日には両大学の学生による運営で成果発表会を行う予定です。