BOOST紹介
プロジェクト紹介
信州大学は、科学技術振興機構(JST)「次世代AI人材育成プログラム(BOOST)」に採択されました。このプログラムは、次世代AI分野の研究を行う博士学生を支援し、我が国の国家戦略分野におけるイノベーション創出に貢献するリーディングサイエンティストを育成するものです。本学は下記プロジェクトにより、5年間で5名の優秀な博士学生に対する経済的支援を行います。
・「サステナブル・ソサイエティAIプロジェクト:知識と技術の調和に向けた挑戦」
Sustainable Society AI Project : Challenges in Harmonizing Knowledge and Technology
ビジョン
AIシステムとの共創を目指す「AIフロンティア」の実現に貢献するAI人材を分野連携により育成
本プロジェクトは、総合医理工学研究科の多様な研究分野が有機的に連携し、AI・AI融合分野の研究人材を育成。融合領域からのアプローチによる、人間・社会・環境におけるAIとの共創を目指す「AIフロンティア」の実現に貢献する、次世代AI分野の研究人材を育成する。
支援内容
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博士学生のAI分野における研究を支援、加速(研究費90万円/年を配分)
AI分野の研究に取り組む優秀な学生に対し研究費を支援。我が国の国家戦略分野における科学技術イノベーション創出、産業競争力強化につなげる。 -
生活費相当額を支給して研究に専念できる環境を提供(月額25万円、年額300万円)
博士進学の不安解消:学生への手厚い経済的支援により、研究に専念できる環境を提供。 -
AIの活用・融合による研究の高度化を図る取組を実施
本学のAI専門家による育成チームを編成、メンタリングや研究指導・助言を行う。また外部有識者による特別講義等により、博士学生のAIに関する研究力の高度化を図る。
さらにSPRINGと連携した博士学生の異分野交流や、キャリアパス拡大の取組を実施する。
プロジェクト
AI分野、AI融合領域に関する研究に取り組む博士学生を経済的に支援するとともに、本学の多分野のAI専門家による研究指導・助言を行う。AIシステムと共生する社会の実現に寄与する人材を育成する。
分野横断の育成チームによる研究支援
本学の多分野のAI研究を行う教員により育成チームを編成。学生に対し、多面的な視点からの指導助言や、メンタリング、データアクセスコーディネート等の支援を行う。
外部有識者による育成協力
AIに関する外部有識者として、国研究機関や他大学のAI研究者、ディープラーニング専門家や知的財産・法務専門家が学生の育成に協力する。
異分野博士学生交流、キャリアパス支援
SPRINGプログラムと連携し、全学体制で博士学生を支援。「信州多聞塾」による異分野の博士学生同士の交流や、SPRINGにおける各種キャリア開発・育成コンテンツの参加を可能とし、キャリアパス拡大につなげる。
動画「サステナブル・ソサイエティAIプロジェクト:知識と技術の調和に向けた挑戦」
実施体制
・事業統括:香山 瑞恵
・副事業統括:和﨑 克己
・育成チーム
AI関係の研究を行う教員が全キャンパスから参加、さらにURA、UEA、外部有識者による研究・教育支援を行う。育成チームによるAI研究に関する多面的な知見を活用し、次世代AI分野のリーディングサイエンティストを育成する。