研究トピックス
有機合成を駆使して生物活性の謎を探る
魚類フェロモンの分子構造はまだ解明されていません。最近、魚類行動学を専門とする山家秀信氏らによりサクラマス (ヤマメ) のフェロモンの構造が決定されました。長野県にも多く生息しているこのヤマメのフェロモンの分子のどの部分が活性発現に必要なのか? 部分構造を変えるとフェロモン活性が強くなるのか? それとも弱くなるのか? 西井研究室ではこのような分子構造と活性の相関 (構造活性相関研究) を有機合成を駆使して解明するため、山家氏らと共同研究を行っています。また、繊維にフェロモンを混紡してフェロモントラップに応用します。