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金翼水教授ら、人間/ヒューマノイドの動きをモニタリングする超高性能ハイテクナノファイバーセンサーを開発

2024.05.10

　信州大学 先鋭領域融合研究群 繊維科学研究所 金 翼水 教授、同大学 繊維学部 機械・ロボット学科 施 建 准教授らの研究グループは、エレクトロスピニング（※1）技術を使って異なるサイズを持つポリフッ化ビニリデン（PVDF）/ドーパミン（DA）ナノファイバー膜と超極細PVDF/DAナノファイバー用いる柔軟かつ高い圧電性能を有する圧電ナノファイバーセンサー（※2）の開発に成功し、ロボット工学やフレキシブルウェアラブルエレクトロニクスの分野で大きな期待が寄せられています。
　※1　エレクトロスピニング：紡糸ノズル内のポリマー溶液に高電圧を加えることにより、ナノファイバーを生成する製法です。高電圧を加えることで、直径サイズ数ナノメートルのナノファイバーを生成することができます。
　※2　圧電ナノファイバーセンサー：圧電とは特定の材料などに圧力を加えることで生じるひずみに応じて、電圧が発生する現象をいいます。圧電ナノファイバーセンサーは、圧電材料をナノファイバー化して圧電特性を高めるため、圧力に対する感度を向上し、圧力センサーとして利用できます。
　本研究成果は世界的に著名な学術出版社Springer Natureが発行するAdvanced Fiber Materials(16.1)誌により発表されました。
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　なお、 詳細はプレスリリースをご覧ください。

（論文情報）
論文題目：Flexible Piezoelectric Sensor Based on Two-Dimensional Topological Network of PVDF/DA Composite Nanofiber Membrane
著者：Junpeng Xiong, Ling Wang, Fanghua Liang, Mengying Li, Yoshinori Yabuta, Muhammad Asim Iqbal, Gopiraman Mayakrishnan, Jian Shi, and Ick Soo Kim
掲載誌：Advanced Fiber Materials
URL：https://link.springer.com/article/10.1007/s42765-024-00415-7
DOI: 10.1007/s42765-024-00415-7