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化学工学会第89年会にて鈴木健心さん(M1)が優秀学生賞を受賞

2024.04.08


2024年3月18-20日に大阪公立大学(大阪・中百舌鳥キャンパス)で開催された化学工学会第89年会において、総合理工学研究科繊維学専攻化学・材料分野ファイバー材料工学ユニット(髙橋伸英研究室)1年の鈴木健心さんが優秀学生賞を受賞しました。


受賞題目:バガスの熱分解過程におけるバイオ炭収率と元素組成の予測


研究概要:バイオマス燃料には、コストが高く、発熱量が低い問題がある。低コスト化には、廃棄物系バイオマスの利用が望ましく、サトウキビ搾汁後の残渣であるバガスに注目した。バガスは世界中で多く排出されており、有効利用が期待されている。また、無酸素下で加熱する炭化は、原料の発熱量を増大できる有効な前処理である。本研究では、バガスの炭化による燃料利用を提案する。適切な炭化条件の設定には、得られるバイオ炭の燃料特性を予測する必要がある。本研究は、熱重量分析装置によるバガスの220~400℃での炭化データに基づき、質量収率を予測する速度論モデルを構築した。併せて、灰分を考慮したバイオ炭の元素組成予測モデルを構築した。

鈴木さんのコメント:この度は化学工学会において優秀学生賞を受賞させていただき、大変光栄に思います。ご指導いただいた高橋先生をはじめ、研究室の皆様や化学工学グループの皆様には心より感謝申し上げます。本研究では、化石燃料の代替として廃棄物系バイオマスの燃料利用の拡大を目指しております。この研究が環境問題の解決に少しでも貢献できるよう、今後の研究生活も頑張ります。




※本研究に関するお問い合わせは 化学・材料学科高橋伸英教授(novhide@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します

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