お知らせ

第24回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会にて田所聖崇さん(M2)がSI2023 優秀講演賞を受賞

2024.03.29

2023年12月14日(木)～12月16日(土)に朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターで開催された第24回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2023)において、 総合理工学研究科生命医工学専攻2年の田所聖崇さん（作動可微分多様体研究室）が優秀講演賞を受賞しました。

受賞題目：手術支援ロボット自律化のための術野空間情報取得システムの提案

研究概要：本研究では，鉗子マニピュレータが自律して手術を行う際に用いることを想定した，曲面形状ロボットに複数カメラを取り付けた手術支援システムを提案した． 提案システムでは，腹腔へ挿入し，ドーム状に展開しながら術野確保を行う．さらにこのロボット表面にある複数のカメラにより，術野の様々な角度からの画像を取得することが可能となる，また，取得した画像を基にした処理によって，ロボット表面の任意の箇所から見た仮想画像を生成できる．さらに視点を連続的に動かし，その都度仮想画像を生成することで，特定の条件を満たす視点を探索する手法について検討した．

田所さんのコメント：この度はSI2023において優秀講演賞という栄えある賞をいただき、大変光栄に思います。 岩本先生をはじめ、研究にあたりお世話になりました皆様に感謝申し上げます。 本研究では、我々の研究室で研究を行っている曲面形状ロボットの活用方法の一つとして、腹腔鏡手術の支援システムを提案しました。 提案システムが実現することにより、医療の発展へ寄与することができれば、大変うれしく思います。 今回の受賞を励みに新社会人として精進してまいりたいと思います。

※本研究に関するお問い合わせは 機械・ロボット学科岩本 憲泰助教(iwamoto@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します