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化学・材料学科の村井 一喜 准教授が日本セラミックス協会で特定セッション若手優秀発表賞を受賞

2023.10.02

9月6日～9月8日に京都工芸繊維大学で開催された日本セラミックス協会 第36回秋季シンポジウムにおいて、村井 一喜 准教授（化学・材料学科）が特定セッション若手優秀発表賞を受賞しました。この賞は特定セッション セラミックス系バイオ材料の基礎科学と新展開―医歯工学における次世代バイオ関連材料の機能デザイン―の口頭発表において優れた発表を行なった若手研究者に対して授与されるものです。

受賞題目 : 溶媒および触媒として機能する生体分子イオン液体中でのシリカミネラリゼーション
研究概要 : 本研究では、比較的低温において液体状態として存在可能なイオン液体の科学が注目を集めており、材料工学や生物学的機能に関する研究が進められている。受賞に至った研究では、生体分子のみを構成イオン種とする新奇イオン液体 (生体分子イオン液体) が溶媒および触媒として機能する系でのミネラリゼーションにより鉱化するシリカの形成機構の解析を行い、それを発表した。結果として、生体分子イオン液体の自己組織化構造体や触媒活性が鉱化するシリカの形成量およびモルフォロジーを制御していることを見出した。