信州大学HOME

english

Menu

お知らせ

お知らせ

先進繊維・感性工学科の冨澤 錬 助教が日本繊維機械学会第76回年次大会で学術奨励賞を受賞

2023.07.19


6月1・2日に大阪科学技術センターとオンラインでハイブリッド開催された日本繊維機械学会第76回年次大会において、冨澤 錬 助教(先進繊維・感性工学科)が学術奨励賞を受賞しました。
この賞は、35 歳以下の若手発表者のうち、優秀な口頭発表を行った登壇者に授与されるものです。今回は審査対象34件のうち、2件が受賞しました。


受賞題目:Polycarbonate/Polypropylene 複合メルトブロー不織布の作成と熱安定性


研究概要:Polypropylene(PP)繊維とPolycarbonate(PC)繊維を混繊させてメルトブロー紡糸し、PC繊維が得られた不織布の耐熱収縮性に与える影響を調べました。さらに、リチウムイオン二次電池の耐熱性向上を視野に、この不織布をセパレータとして用いた電池の特性も評価しました。この結果、PCのガラス転移温度(130℃)以下において、混繊されたPC繊維が不織布の収縮を有意に抑制することがわかりました。一方でPC繊維の直径が大きいことによって、不織布の空孔径の乱れが増加し、結果的に電池特性には悪影響として働くこともわかりました。今後は混繊率を調整し、電池特性を維持しつつ、耐収縮性の向上を目指します。

  • 大学院の教育
  • 教員一覧
  • 特色ある取り組み
  • 企業・一般の方へ
  • 在学生の方へ
  • 保護者・卒業生の方へ