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丸山 知也さん (M2) が国際シンポジウムTBIS 2022にて優秀発表賞を受賞

2022.11.21

9月5～8日にオンラインにて開催されたTextile Bioengineering and Informatics Symposium 第15回大会（TBIS 2022）において、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 先進繊維・感性工学分野 感性工学ユニット 修士課程 2年の丸山 知也さん (髙寺研究室) がOutstanding Presentation Awardを受賞しました。

受賞題目：　Relationship between Visual Evaluation and Price Evaluation of White Shirt Fabrics

発表概要：　ドレスシャツに使用される24枚の白色生地について、視覚的印象を官能検査で調べました。また、評価生地で作られたシャツの推定価格を被験者に評価させました。視覚的印象の主成分分析を行い、主成分分析結果と推定価格との関係を検討しました。主成分分析では、第1主成分が「繊細さと光沢感」、第2主成分が「軽薄感さと涼しさと柔らかさ」でした。第1主成分の評価が高い生地は推定価格も高く、「繊細さと光沢感」が価格評価に影響を与えていることを明らかにしました。

丸山さんのコメント：　この度は国際会議TBIS2022において優秀発表賞という名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。今回の受賞は、ご指導いただいた高寺先生や金先生をはじめとする研究室の皆様のお陰であり、心より感謝申し上げます。本研究ではワイシャツに使用される白色生地について視覚的印象を官能検査で定量化し、消費者を想定した被験者の推定価格との関係を明らかにしました。衣服や織物製品の生地調達、マーケティングなどに貢献できるよう今回の受賞を励みに今後も研究に取り組んでいきたいと思います。

　

※本研究に関するお問い合わせは先進繊維・感性工学科髙寺 政行 教授(takatera@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します