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赤江 要祐さん(CPD)が日本化学会東海支部奨励賞を受賞

2022.11.08


日本学術振興会特別研究員CPD(国際競争力強化研究員)の赤江 要祐さん(受入教員:高坂 泰弘 准教授(信州大)、Prof. P. Theato(ドイツ、カールスルーエ工科大学))が日本化学会東海支部奨励賞を受賞しました。この賞は日本化学会東海支部が2021年に新設した賞で、将来の日本化学会進歩賞受賞につながるような、優秀な若手研究者を対象としたものです。化学に関連する独自性の高い優れた研究成果を挙げ、独自性の高い芽生え期の研究を対象とします。
受賞者は11月6日(日)に開催された中部化学関係学協会支部連合 秋季大会において表彰されると共に、同大会において受賞講演を行いました。


講演題目:重合後修飾反応を基盤とした高分子の構造変換と機能材料の開発
講演概要:重合反応によって一度合成されたプラスチック材料は通常安定であり、更なる機能化は困難です。本研究では、重合反応の後でも反応出来るような材料をデザインし、一度合成したプラスチック材料の機能化・物性変換を実現しました。上記の分子設計に基づいて開発した、アルコール基およびアシルアジド基を有するオルソゴナル反応剤は、重合開始剤、モノマー、反応点導入剤として働き、ポリエステルおよびポリウレタンの重合後の反応と機能化・複合化に有用であることが分かりました。本研究の成果は、簡便な手法によるプラスチック材料の機能化・多用途化を可能にすることから、環境負荷低減・生産コスト低減に繋がると期待されます。


オンライン表彰式の様子 (左から 赤江 要祐さん、髙坂 泰弘准教授)

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