お知らせ

安池 峻さん(M2)が化学工学会第87年会にて優秀学生賞を受賞

2022.04.26

3月16～18日にオンラインにて開催された化学工学会第87年会において、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 化学・材料分野ファイバー材料工学ユニット 修士課程2年 安池 峻さん(嶋田　五百里 研究室) が、優秀学生賞を受賞しました。この賞は学生の発表と研究内容を審査し、317件中、最優秀学生賞6件、優秀学生賞27件が受賞しました。

受賞題目：　機械学習を利用したバイオオイル／重質油混合接触分解の生成物収率予測モデルの構築

発表概要：　バイオオイルと重質油のモデル物質を用いた混合接触分解反応を対象として、機械学習を用いた生成物収率予測モデルの構築を行いました。記述子に物理化学的な視点を取り入れた特徴量エンジニアリングを行い、解釈可能性の高い線形回帰に組み込むことによって、高い予測精度と解釈可能性を両立できる機械学習モデル構築の可能性を示すことができました。

安池さんのコメント：　この度、化学工学会において優秀学生賞に選出いただき大変嬉しく思います。私は化学工学と機械学習を組み合わせた研究を行っています。現在、AI・ビッグデータは大きな注目を集めており、化学の分野でも研究が盛んに行われています。化学的な視点でデータを観察し機械学習に組み込むことができる点が化学者の強みであり、本研究最大の魅力だと考えます。本発表では多くの質問・コメントをいただき議論が白熱しました。研究のヒントを多く得ることができました。これからも、研究活動に精進して参る所存です。

※本研究に関するお問い合わせは化学・材料学科嶋田　五百里 講師(iori@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します