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市岡 亮太朗さん(M2)が第35回日本キチン・キトサン学会大会にてポスター賞を受賞

2021.09.21


8月26・27日にオンラインにて開催された第35回日本キチン・キトサン学会大会において、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 応用生物科学分野 修士課程2年 市岡 亮太朗さん(下坂 誠 研究室) が、ポスター賞を受賞しました。この賞は、毎年の大会において優秀な発表を行った学生会員に授与され、今回は32件中4件が受賞しました。


受賞題目: トランスポゾン変異法を用いたChitiniphilus shinanonensisにおけるキチン代謝制御遺伝子の探索


発表概要: 所属研究室で分離同定した強力な新属新種のキチン分解細菌Chitiniphilus shinanonensisを用いて、トランスポゾン(Tn)挿入による変異を導入しキチン分解代謝の制御に関わる遺伝子を探索しました。2042個のTn挿入株の中から炭素源キチンを分解代謝不能となった変異株を1株獲得しました。解析の結果、細菌における機能が不明とされていたPIG-L domainタンパク質をコードする遺伝子にTnが挿入されていました。細菌のキチン分解代謝に関与する新たな酵素の発見につながることが期待できます。

市岡さんのコメント: この度はキチン・キトサン学会大会においてポスター賞に選出していただけたこと、大変光栄に思います。本研究では、新属新種のキチン分解細菌Chitiniphilus shinanonensisのキチン代謝に大きく関わることが予想される機能未知の遺伝子を獲得することができました。修士論文に向けた研究も詰めの時期に差し掛かり、修了まで残りわずかとなりました。本学会で頂いたアドバイスを是非参考にし、今回獲得された遺伝子の機能等についての更なる解明を目指して、今後の研究活動に励んでいきたいと思います。



※本研究に関するお問い合わせは応用生物科学科下坂 誠 教授(mashimo@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します

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