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櫻田 真奈さん(M2)が日本繊維製品消費科学会 年次大会で若手優秀発表賞を受賞

2021.07.06


6月19・20日にオンラインにて開催された日本繊維製品消費科学会 2021年 年次大会において、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 先進繊維・感性工学分野 先進繊維工学ユニット 修士課程 2年の櫻田 真奈さん (金井 博幸 研究室) が、若手優秀発表賞を受賞しました。この賞は2021年4月1日時点において35歳未満の会員で、応募の意思表示をして口頭発表を行った若手研究者(学生も含む)の中で、優れた口頭発表を行った発表者に授与されるものです。今大会では17名の応募があり、3名が受賞されました。


受賞題目: 動的挙動下肢型ダミーを活用したスラックスの快適性評価法に関する研究


発表概要: 紳士用スラックスの新規快適性評価試験法の開発を目的として、人体形状と硬度を再現し、下肢動作機能を実現した下肢型ソフトダミーを試作しました。このダミーに紳士用スラックスを着用させて衣服圧を測定した場合、テストパネルを用いた結果と比較して再現性の高い結果が得られることを明らかにしました。また、本研究では、形状や素材が異なる様々な紳士用スラックスを対象とした場合にも、統一的な評価試験および評価結果の表示を可能とするため、汎用性の高い解析方法の提案についても合わせて検討しました。

櫻田さんのコメント: この度は日本繊維製品消費科学会において若手優秀発表賞に選出していただき、非常に嬉しく思います。  私は、紳士用スラックスの動きやすさを評価する新規手法について検討しています。「スラックスの動きやすさ」という身近であるにもかかわらず、曖昧で複雑な現象を定量化することは簡単なことではありません。苦労することも少なくありませんが、その分とても興味深いテーマだと思っています。今後は現在よりも高い精度で、異なる特徴をもつスラックスの動きやすさを評価できるよう試行錯誤していきます。

 



※本研究に関するお問い合わせは先進繊維・感性工学科金井 博幸 准教授(kanai@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します

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