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真綿・蚕糸館が完成  真綿研究を次世代へ継承 

2021.06.28


一般財団法人日本真綿協会から協会事業の一つとして「真綿と蚕糸関係の恒久的展示施設の設置」の申し出を受け、上田キャンパスの新たなシンボルとして「真綿・蚕糸館」が建設され、6月20日(日)に竣工式が行われました。濱田 州博 学長をはじめ、土屋 陽一 上田市長、日本真綿協会 佐藤 康徳 代表理事など、多くの関係者の方々にご参列いただきました。
日本真綿協会と信州大学繊維学部は、学内及び広く社会との交流の促進を通じて真綿・真綿製品、紬及び蚕糸に関する分野における科学技術、文化の維持・保全ならびに次世代の人材育成や文化振興への寄与を互いに協力して行うことを目的として令和元年(2019年)10月に包括的連携協定を結びました。「真綿・蚕糸館」はこれらの活動を行うことを中心に、日本真綿協会がこれまで進めてきた数多くの公募展の受賞作品(真綿のヴィジュアル・アート、ウェア、小物、花クラフトや真綿・養蚕に関する絵画・写真など)の展示、真綿や繰糸・染色のための講習・実習室、真綿・蚕糸に関する研究を行うための研究ラウンジを有しており、学生や教職員の利用に加え、いずれは小学生の真綿作り体験や国内外からの学生たちが学ぶ場所として活用する方針です。森川 英明学部長は「真綿に興味を持ち、昔からの日本の技術を知る場として、また真綿研究を進める場として活用したい」と話しています。運用は7月以降の予定です。

【建物について】
「真綿・蚕糸館」はロケーションを生かし、建物の内部やベランダからレンガ倉庫(貯繭庫)と小さな森を眺められるようになっています。外観は白い真綿のイメージを持ったコンクリートですが、内部は6本の通し柱を用いた木造づくりのユニークな建物です。窓は繭型(小石丸)をモチーフにしたデザインとなっており、南側窓は真綿を意匠的に使ったスクリーンで飾りました。2階へとつながるバリアフリーの廻り廊下は、作品の展示スペースとして続いており、建物中央部の吹き抜けと共に、講習室は自然光が入る開放的な空間となっています。


  
  

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