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唐沢 悠綺さん (D1)・市川 貴大さん (M2) が日本感性工学会で優秀発表賞を受賞

2019.10.03


9月12日に芝浦工業大学 豊洲キャンパスで開催された第20回日本感性工学会大会において、総合医理工学研究科 総合理工学専攻 博士課程 1年の唐沢 悠綺さん (上條 正義 研究室) と総合理工学研究科 繊維学専攻 修士課程 2年の市川 貴大さん (和田 功 研究室) がそれぞれ、優秀発表賞を受賞しました。優秀発表賞は、発表内容が優秀であった35歳以下の若手研究者を奨励するものであり、今回は総数244件の発表のうち12名が受賞しました。


受賞演題 : 生理心理反応計測による親水化ポリプロピレン「Duron®Hp」を用いた肌着の着衣快適感評価 (唐沢さん)
研究概要 : 衣服の着心地は、衣服の材料特性による温熱刺激、接触刺激、圧迫刺激が複合して呈示されることに伴って発現します。着衣快適感に富んだ衣服を開発するために、着心地を心理反応や生理反応から定量的に計測評価する方法の提案が行われています。本研究では、従来の疎水性のポリプロピレン繊維 (PP)、親水化PPの「Duron®Hp」、ポリエステルのそれぞれから作製された各肌着の着心地の違いが、心理生理反応を計測する着衣評価実験によって評価可能か、検証しました。その結果、着衣時の心理生理反応計測により、異なる特性を持つ肌着の着心地の違いを評価し、肌着の特徴付けを行える可能性を見出しました。


右側、唐沢さん

受賞演題 : 異なる色覚型を持つ人同士が相互理解を図るツールの開発提案ー「パラ-トランプ」から「パラ-絵本」へ (市川さん)
研究概要 : 本研究は、人が持つ色覚の多様性を認識し、色覚型が異なる人が見ている世界を相互に理解するための方法を提案するものです。人間の色覚型は5つに分類でき、それぞれの色覚型の色彩判別能力を使って、人は互いに助け合ってきたと言われています。しかし現在は、色覚型が多様であることに対する認識が低く、世の中の色による情報表現の多くは最大多数の色覚型の人々中心となっています。それゆえ、少数派の色覚型を持つ人の見え方の違いによる弊害が生じており、この問題を解決する方法を提案しました。



左端、市川さん

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