インテリアファブリックスの機能性、快適性を追求する
- 教員氏名
- 木村 裕和
- 職名
- 教授
- 所属
- 先進繊維・感性工学科 先進繊維工学コース
- 研究分野
インテリア工学、繊維物理学
- 研究課題
1. インテリアファブリックスの機能性に関する研究
2. 繊維製床敷物の歩行快適性に関する研究
3. 繊維、繊維製品の静電気帯電性に関する研究
- 出身校
- 京都工芸繊維大学
- SOAR
- 研究者総覧(SOAR)を見る
一言コメント | 私たちの生活環境、生活空間には様々なインテリア製品が使われていますが、カーテンや床材・壁紙など大型のインテリア製品が果たす役割はとても重要です。インテリアファブリックスのもつ機能性と快適性・安全性などを科学的に探究し、住環境の向上に寄与することを目的に研究を進めています。 |
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研究紹介
インテリア繊維製品のすばらしさを世界に発信 !!
木村研究室では、壁紙、カーテン、カーペットなどインテリア繊維製品の機能性や安全性、快適性に関する研究に取り組んでいます。さらにそれらの特性を正しく判断するための試験方法や評価方法についての研究を進めています。これまでに新しい試験方法を国際標準化機構(ISO)に提案するなどの活動を行ってきました。また、インテリア繊維製品の室内省エネ効果を実証したり、室内に舞う塵埃(ハウスダスト)が床材の種類によってどのように変化するのかなどについて実験的に検討しています。さらに、繊維製品の静電気帯電防止に関する研究などにも取り組んでいます。
インテリア繊維製品による室内省エネ効果の実験結果の紹介 (2012 JAPANTEX インテリアファブリックス性能評価協議会)。 | 開発、製品化した人体静電気帯電防止シート。 |
≪研究から広がる未来≫
安全で快適な居住空間、生活環境の創造は誰しもが願うところです。木村研究室では、より安全で快適なインテリア繊維製品の提案とインテリア繊維製品の機能性を探求していきます。 例えば、わが国の少子高齢化は今後益々進んでいきますが、高齢者にとって歩きやすい床材、優しい床材の研究開発に取り組み、安全で快適な住環境の創製につなげるとともに研究成果を世界に発信したいと考えています。