界面・コロイド化学

研究紹介
界面・コロイド化学:洗剤・牛乳からナノテク・バイオまで
マクナミー研究室では、「界面・コロイド化学」をキーワードとして、洗剤・牛乳のような身の回りにごくありふれたものから、ナノテク・バイオにわたる幅広い分野の研究を行っています。ナノテク研究では、空気-液体界面に粒子が一層並ぶ性質を利用して、磁気・半導体デバイスのモデル系となる粒子膜を基板上に作製しています。粒子種、構造、配列、配向等を制御することにより、安価かつ高性能なデバイスの作製を目指します。バイオ研究では、(1) 関節部分の摩擦を軽減する潤滑膜の創製、および (2) モデル系での実験による糖尿病などの病気の原因解明、を行っています。
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基板に累積された粒子の単分子膜。 | 生体組織モデル系 (脂質膜、DPPC) への生理活性分子のバインディングと蛍光顕微鏡像。 |
≪研究から広がる未来≫
マクナミー研究室では、界面化学の観点から、ナノテク・バイオ分野の研究を行っています。具体的なデバイスを作製しているわけではありませんが、モデル系での実験を通じて、その指導原理となる基本方針の確立を目指しています。