繊維学部で「せんい」をやっています
一言コメント | 「せんい」、特に紡織技術に関する仕事をしています。関連分野はメカニクス、エレクトロニクス、コンピュータ技術等多岐にわたりますがこれらの技術を「せんい」に取り込んでいきたいと思っています。 |
---|
研究紹介
「せんい」ー日本における、このキーワードの未来を考える
繊維工学とテキスタイルサイエンスの面から「せんい」に取り組んでいます。繊維工学の面からは、繊維機械やシステムについて検討しています。テキスタイルサイエンスとしては、せんいに潜んでいる法則を見つけていきたいと思っています。人類は古代は石器・土器を、やがて金属や合成樹脂、ついには原子力燃料を製造するところまで来ています。しかし、その間ずっと使われてきたものとして「せんい」があります。なぜ衣服は「せんい」でなければならないのか?これは、大変不思議で、面白く、また挑戦し甲斐がある謎であると思います。
真綿から手作りされる紬糸にも法則がある。 | ウェブ中の繊維の形を測る。 |
≪研究から広がる未来≫
昔は大小さまざまな印刷屋さんがあって、それはなくてはならないものでしたが、パーソナルコンピュータとプリンタは印刷の世界を全く変えてしまいました。印刷業は大きく変わりましたが、誰もが自宅で様々な印刷物を作り出せるほど、印刷の文化は大きく発展しています。業界の成長と文化の向上は等しくないのです。このことは「せんい」の世界にも起こる、あるいは起きなければならないのかもしれません。