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生体高分子を用いた新規材料の開発を目指す

小駒 喜郎
教員氏名
小駒 喜郎
職名
准教授
所属
化学・材料学科 機能高分子学コース
研究分野

生体高分子工学 (タンパク質工学、生体材料工学)

SOAR
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一言コメント

精緻を極めた生体材料は人工材料では行えない特殊な機能を持っています。我々はそんな生体材料の魅力を存分に発揮させ、新規な素材の開発やそれらの機能化をめざしています。

研究紹介

生体物質を工学に応用するバイオセンサーや新素材を目指して

疾病の時に処方される薬は肝臓で分解されます。その肝臓において中心的な役割を果たしているのが、CYPと呼ばれる酵素です。薬の効き方は、人によって様々であり、副作用の強く出る人もいます。我々の研究室では、このCYPを電極に固定し、適切な薬の投与量を簡便に見極めることを目指したバイオセンサーの開発を行っています。また、珪藻という植物プランクトンはシラフィンというタンパク質を使ってシリカの殻を形成しています。このシラフィンの構造を模倣した高分子を用いることで、新素材としての様々な形状のシリカの作成に成功しています。

 

 
薬物の種類によって異なる電流電圧応答を見せたCYP固定化電極 (バイオセンサーへの活用例)。   ポリマーの添加による様々な形態のシリカの生成 (新素材への活用例)。

 

≪研究から広がる未来≫


生体を構成しているタンパク質などの生体分子は多種多様であり、様々な生理機能を発現しています。また、タンパク質だけでも数万種類あり、未解明の機能もたくさんあります。従って、どの生体分子を選び、どのように活用するのかは、無数の組み合わせが考えられます。このように生体物質を工学に応用することで、新しい概念のもとで、新素材などの開発が可能になると確信しています。

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