マイクロ・ナノデバイスを研究しています

- 教員氏名
- 鈴木 大介
- 職名
- 准教授
- 所属
- 化学・材料学科 応用分子化学コース
- 研究分野
マイクロ・ナノデバイス、高分子化学、機能物質化学、高分子・繊維材料
- 研究課題
機能性高分子微粒子の合成 (キーワード:不均一系重合, 乳化重合, 沈殿重合, 有機無機ハイブリッド, ナノコンポジット)
新規微粒子集積法の開発 (キーワード:自己集合, 自己組織化, 環境応答性)
微粒子材料の開発 (キーワード:自己組織化)
- 出身校
- 慶應義塾大学
- SOAR
- 研究者総覧(SOAR)を見る
一言コメント | 機能性高分子微粒子に関する研究活動を行っています。その大きさは100ナノメートル程度と小さいため肉眼では見えませんが、化粧品や医療、最近では、電子光学材料として幅広く応用が進められています。 |
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研究紹介
先端高分子微粒子分を開発。ミクロな世界の不思議を科学する
鈴木研究室では、機能性高分子微粒子の開発に取り組んでおります。高分子微粒子は、塗料やインキとして、または先端材料の成分として利用が期待されている、古くて新しい素材です。その大きさは、ナノサイズですので、肉眼で観察することができないため、日常生活の中で直接目にすることはありませんが、様々な製品に利用されている汎用素材です。私たちの研究グループでは、機能性微粒子をデザインし、合成手法を新しく提案し、得られた微粒子がどういったものであるかしっかりと評価し、その上で、どのような応用が期待できるか、という流れで研究を進めています。
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見た目は一見牛乳のようですが... 高分子微粒子は通常水中に分散している。 | 肉眼では見えない微粒子も電子顕微鏡ならご覧のとおり。1粒のサイズは400ナノメートル。 |
≪研究から広がる未来≫
鈴木研究室では、機能性高分子微粒子の基礎研究を中心に取り組んでいます。このような基礎研究は、直ちに実用化に至るものではないかもしれませんが、世界中のサイエンティストと討論を重ねることで、新しい学問体系を構築していけるものと考えています。肉眼では見えないナノ空間を理解し、私たちの生活を豊かなものにする材料を作製していきたいです。