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大学院の教育

繊維・感性工学専攻

専攻紹介

繊維・感性工学系では、我が国唯一の繊維工学と感性工学を融合した領域の高度な研究者や技術者を養成することを趣旨とします。学部教育プログラムとの連続性を持った系統的かつ体系的な高度専門教育を実施できる教育研究体制を整備することによって、高度化する繊維工学分野、感性工学分野並びに両者の融合分野の中心的担い手にふさわしく、個別分野への深い理解とともに、国際性を有し未来を創造しうる広い視野と高い能力を備えた繊維科学の技術者・研究者の養成を図ります。そのため、先進繊維工学コース、感性工学コースの2コースを設置します。

先進繊維工学コース

先進機能繊維や糸・布の製造方法、これらの機能の計測・評価方法までを体系づけた先進繊維工学を中心とした教育を行います。先進繊維工学を支える電気・電子工学、人間工学、計測工学やシステム工学を活用でき、ものづくりとマーケティングを踏まえて国際的な視野で企画を立案し実行できる研究者や技術者を育成します。
具体的な研究事例
  • 快適性の研究
    ・新しい機能を持った先進繊維製品の快適性の研究
    ・スポーツウエアの動きやすさとスピードの研究
    ・ファッションウエアの着心地と形状の研究
    ・カーインテリアの快適性の研究
  • 新しい先進繊維素材の研究
    ・高強度の先進繊維素材の研究・開発
    ・ファッションウエアに使用する快適で美しい先進繊維素材の開発
    ・先進繊維素材の性能をセンサーで測定する研究
    ・スマートテキスタイルの研究
  • スポーツウエア素材の研究
    ・スピード、力、美しさを追求したスポーツグッズの開発と研究
    ・スポーツウエア素材の開発と研究

感性工学コース

感性工学の考え方に基づき、製品やサービスに「感性」の要素を取り入れることにより、さらに高度なものづくりを行うことのできる人材の育成を達成するための教育課程編成としています。素材から文化に至るまでの製品やサービスの開発全般に関わる情報、生理・心理、設計・デザイン等の各分野について講義科目を開設しています。これらの各分野における感性工学的アプローチについての話題を取り上げて論じる科目が設置されています。各分野での感性工学的な取り組みについて、より専門的な理論・技術を実践的に身につけるための特別実験が段階的に編成されています。
具体的な研究事例
  • 人が外界から情報を取得するメカニズムを分子、遺伝子、タンパク質、細胞、神経活動、脳、生体反応のレベルで解明し、感性の成立過程を理解し、製品に生かすべき感性の計測手法を開発するための教育と研究
  • 感性の文化的背景を組み込んで、感性の定量的表現を行い、色感、触感、存在感、生き生き感など、様々な感性の相関を探り、感性を総合的にとらえ、表現する方法を情報処理技術を駆使して確立するための教育と研究
  • 感性を製品に生かし、表現する方法を編み出し、感性の生きた製品を作り上げる技術を開発し、感性製品が人の手に渡りやすくする流通手段を確立するための教育と研究
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