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髙坂 泰弘 准教授ら、水で分解し資源再生するビニルポリマーによる究極のプラスチック循環システム開発に着手

2023.04.10


 信州大学先鋭領域融合研究群先鋭材料研究所/繊維学部の髙坂 泰弘 准教授と同大繊維学部 長田 光正 准教授、国立研究開発法人海洋研究開発機構の出口 茂 海洋機能利用部門生命理工学センター長は、国際科学技術財団の「平成記念研究助成」を受け、水で分解し資源再生するビニルポリマーを利用した、新しいプラスチック循環システムの開発研究に着手します。

 プラスチックごみによる海洋汚染の抑制と、化石資源の枯渇への対策として、廃プラスチックを原料物質に分解し、プラスチックを再合成するケミカルリサイクルが求められています。ビニルポリマーは簡単に合成できる高分子で、プラスチックの総生産量の7割以上を占めていますが、炭素原子で構成される主骨格の分解が難しく、原料再生によるケミカルリサイクルが課題です。

 本研究課題では、高坂が開発した「資源循環が可能な世界初のビニルポリマー」に、長田・出口がもつ「高温高圧水を用いた加水分解技術」を適用し、水で分解して資源再生するプラスチックの循環システムを開発します。水だけでプラスチックを分解する、環境負荷が低い理想的な資源循環技術の開発が高く評価され、採択に至りました。

 詳細はプレスリリースをご覧ください。


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