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化学・材料学科の髙坂 泰弘 准教授ら、第71回高分子学会年次大会で高分子学会パブリシティ賞を受賞

2022.05.20


第71回高分子学会年次大会(5月25~27日、オンライン開催)において、先鋭材料研究所/化学・材料学科の髙坂 泰弘准教授と大学院総合理工学研究科 繊維学専攻修士課程2年の千葉 耀太さん(髙坂研究室)が発表予定の「側基分解を起点に解重合する資源循環型ポリスチレン誘導体の開発:モノマー設計による分解反応の高速化」が高分子学会広報委員会パブリシティ賞を受賞しました。本賞はその発表内容が学術、技術、又は産業の発展に寄与するものであり、対外的に発表するにふさわしいと認められた発表に授与される賞です。今回の年次大会では発表件数1066件の中から選ばれた13件が受賞しました。


研究概要 : 資源循環型社会の実現に向けて、プラスチックのリサイクルが求められています。特に、プラスチックを化学分解して原料物質を再生するケミカルリサイクルは、品質劣化のない究極の資源循環法として期待されています。ビニル系プラスチックは製造が容易で、プラスチック総生産量の7 割を占める素材です。今回、髙坂准教授と千葉さんは、ケミカルリサイクルが容易な新しいビニル系プラスチックを開発しました。プラスチックをアルカリ処理すると、高い再生率で原料物質が回収されました。髙坂准教授らは昨年にも同様のビニル系プラスチックを報告していますが、今回の研究ではリサイクルの鍵となる原理を解明し、室温、短時間で高速分解する新材料を開発しました。
この受賞について、5月19日にプレスリリース(資料)を行いました。


左から 髙坂准教授、千葉さん(M2)

※本研究に関するお問い合わせは化学・材料学科髙坂 泰弘 准教授(kohsaka@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します

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