地球学コース 地球物質科学分野

地球物質科学分野とは

地球を構成する物質は、結晶化が開始してから終了するまでの時間的な変化や、地下深部から地表へ到達するまでの空間的な変化を記録しています。そのため、地表にもたらされた様々な物質を詳細に調べることで、過去にどこでどんなことが起こったのか、それからどのような過程を経て現在へと至ったのか、知ることができます。

地球の活動は、プレートの移動のようにふだん私たちが認識する時間・空間スケールよりも遙かに長く、広大な規模で進行するものから、マグマから気泡が形成されるような瞬間的でミクロなスケールの現象まで、膨大なレンジで引き起こされる複雑な活動です。そのような複雑な活動が、岩石や鉱物に細かく記録されています。
地球物質科学分野では、研究の対象や目的に応じて、固体から流体までの様々な物質を多様な手法で分析することで、地球の過去の営みを探るとともに、火山活動のような現在の活動の把握と未来の活動の予測を試みています。
この分野の教員紹介

齋藤 武士

火山や地磁気の研究をしています

森 宏

岩石に残された情報を,野外調査や室内分析から抽出して,地球内部で何が起こっているのかを探っています

江島輝美

固体地球の構成物である鉱物の研究を行っています
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