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2025年 秋・ドイツ 「ドレスデンでの充実した3か月」(基礎研究)

氏名:山本 麗奈
派遣先:ドイツ ドレスデン工科大学
期間:2025年9月~2025年11月

留学先大学について:
ドレスデンは、ドイツの東側に位置し、そこにあるドレスデン工科大学に留学させていただきました。ドイツ国内だけでなく、世界各国から留学生を受け入れており、とても国際色豊かな大学です。信州大学とは、毎年交換留学を行っており、今回は私を含め6人が留学させていただきました。
 
学習面について:
National Center for Radiation Research in Oncology(OncoRay)はドイツ屈指の腫瘍放射線研究所であり、その中にいくつかの研究グループがあるのですが、私はTumor Pathophysiology Group(腫瘍病態生理学教室)で3か月間研究をさせていただきました。膵管腺癌についての研究をさせていただき、癌の成長に膵臓の星細胞がどのように関与しているのかを調べました。実験を行っていくなかで、細胞培養や細胞数測定、フローサイトメトリー、病理標本の作成、染色などさまざまな手技を経験させていただきました。教授をはじめとするラボの方々が、あたたかく私を迎え入れて下さり、沢山コミュニケーションをとることが出来ました。
 
生活について:
たくさんの留学生が暮らす宿舎に3か月間滞在させていただきました。生活に必要な設備はすべて整っており、安心して生活することが出来ました。スーパーが近くにあり、トラムに15分ほど乗れば旧市街地に行くことができたので、ドレスデンの地を楽しみながら、快適に過ごすことが出来ました。昼食はラボメイトと学食で食べ、夕食はスーパーで買ってきた食材を使って自炊をしていました。休日には、ベルリンやチェコなど近くの都市に遊びに行き、充実した日々を過ごすことが出来ました。

留学で得たこと:
今回の留学で、基礎研究に対する興味が深まりました。医学部で勉強していく過程で、3か月間もの間基礎研究に触れることが出来るのはとても貴重な機会だと思います。基礎研究に対して、堅苦しいイメージを持っていましたが、実際に手を動かし、結果を考察しながら次の実験を進めていく過程はとても興味深く、楽しいと感じました。また、留学というもの自体初めてだったので、英語でコミュニケーションが取れるのかという不安がありましたが、皆が優しく話しかけて下さり、実験中や、ご飯を食べている間など、気軽に会話することが出来ました。気後れせずに英語で話せるようになったことは、今回の留学で得た大きなことの1つだと感じます。

後輩へのアドバイス、奨学金システムへ一言:
ドイツで生活し、実習をすることは、ハードルが高いと感じる方も多いと思います。ですが、実際に行ってみれば、意外となんとかなる、と気づくことが出来ました。食生活の違いや、公共交通機関の違いに戸惑う事もありましたが、沢山の人に支えてもらい、3か月間を乗り切ることが出来ました。また、TUDで出会えたラボの方々が本当に素敵な方たちで、彼らに出会えたことがとても大きな収穫だったと感じています。最後に、松医会の先生方にご支援いただき、このような貴重な経験をさせていただきました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。 

 
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