大学院医学系研究科
スポーツ医科学教室

運動を核にした

運動を核にした新しい予防医学の確立をめざす!

超高齢社会におけるスポーツ医科学の役割

超高齢社会、地球温暖化の社会問題に際し、その打開策を社会に提供することが我々の教室の役割である。人類はその誕生以来、その優れた二足歩行による運動能(移動能)、環境適応能(体温調節能)によって地球上に広く分布してきた。しかし、最近の食糧・医療事情の改善、さらにアメニティの充実は、これらの能力を劣化させる一方、アメニティ獲得のための資源エネルギーの増大は、資源の枯渇、地球温暖化を促進させるという悪循環に陥っている。そこで、人類が生来持っている遺伝形質を再活用してこの悪循環を断ち切るという立場から研究を行う。

スポーツ医科学教室について

スポーツ医科学教室について

我々の教室は、実験室での研究成果を現場で実践し、その結果を実験室での研究計画に反映するという「Back & Forth」の方式をとっている。実験室の成果を実践する現場として1997年に「熟年体育大学」事業を自治体・地元企業の協力で構築したフィールドを使用してきた。その過程で「インターバル速歩」と「IoTを活用した個別運動処方システム」を開発し、過去22年間、経産省、厚労省、文科省、日本医療研究開発機構(AMED)などから大型研究費を獲得し、NPO法人・熟年体育大学リサーチセンター(JTRC) の協力で、同システムを全国自治体、企業健保に向けて普及活動をおこない、その効果に関して7300名 (遺伝子データに関しては2200名)の科学的証拠を蓄積してきた。今後も大型の外部資金を導入し本事業をさらに発展させ、運動と栄養摂取効果に関する大規模データベースに基づく新しい予防医学の体系化をめざす。

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