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信州大学工学部 電子情報システム工学科

田久 修

あらゆるモノをインターネットへ接続するコグニティブ無線と無線センサネットワーク

【ビームフォーミングによる周波数共用の実現】
左図:早朝の時間帯は駅周辺が混雑することを認識(コグニティブ)して、アンテナビームを駅周辺に集中することで、新たに別の場所に空き周波数(WS)を確立可能。
右図:実際には電波の反射・屈折を考慮にいれたWS特定技術が必要

【ビームフォーミングによる周波数共用の実現】 左図:早朝の時間帯は駅周辺が混雑することを認識(コグニティブ )して、アンテナビームを駅周辺に集中することで、新たに別の場所に空き周波数(WS)を確立可能。 右図:実際には電波の反射・屈折を考慮にいれたWS特定技術が必要

【河川・湖などの遠隔水位システムで防災・減災に貢献】
長野県塩尻市内で、河川・湖の水位を遠隔監視する水位モニタリングの社会実証を進めています。水位の変化をサイバ空間であるインターネット上で監視することで、災害の予測や防災に役立てられると期待されます。

【河川・湖などの遠隔水位システムで防災・減災に貢献】 長野県塩尻市内で、河川・湖の水位を遠隔監視する水位モニタリングの社会実証を進めています。水位の変化をサイバ空間であるインターネット上で監視することで、災害の予測や防災に役立てられると期待されます。

科学技術政策であるSociety5.0ではあらゆるモノ状態をインターネットに接続することで、サイバ空間上で分析、生産性や効率性に向けた制御を現実世界(フィジカル空間)にフィードバックすることで、これまでにない新たな世界へと繋ぐことが注目されています。

田久研究室では、このようなサイバ・フィジカルシステム(CPS)を支える無線通信技術として、次世代の移動通信規格(Beyond5G)において周波数共用技術の研究開発、センサネットワークとして低電力広域無線通信(LPWAN)の検証を進めています。

研究から広がる未来

無線通信はウェアラブル端末やロボットなど様々な応用が期待されています。しかし、インターネットへのインフラ技術である無線通信は現状では必要な性能を達成できないことが分かっています。気が付かないうちに快適な情報転送ができる世界を実現するため、無線通信の研究を進めています。

卒業後の未来像

近年、無線通信はますますその可能性が注目され、 教育・ロボット・医療・農業・製造業など様々な 適用が議論されています。本学で学んだ無線通信 技術を生かして、卒業後は様々な分野で活躍できると期待されます。

プロフィール

慶應義塾大学大学院助手、オーストラリアシドニー大学訪問研究員、東京理科大学嘱託助教、信州大学助教、准教授を経て2023年より現職。 無線センサネットワーク、コグニティブ無線など無線通信の普及に向けた研究開発を進めています。

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