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信州大学工学部 電子情報システム工学科

衣川 智弥

宇宙の星々の運命を探る

連星進化の一例。恒星は最初は太陽のように水素の核融合で燃えている。その水素が枯渇すると赤色巨星といった異なる進化段階へと進化していく。その果てに超新星爆発を起こし、中性子星やブラックホールといった不思議な天体が宇宙空間に残っていく。そして、連星の進化過程で超新星爆発やX線連星、重力波放射といった多種多様な天体現象が起こっていく。

連星進化の一例。恒星は最初は太陽のように水素の核融合で燃えている。その水素が枯渇すると赤色巨星といった異なる進化段階へと進化していく。その果てに超新星爆発を起こし、中性子星やブラックホールといった不思議な天体が宇宙空間に残っていく。そして、連星の進化過程で超新星爆発やX線連星、重力波放射といった多種多様な天体現象が起こっていく。

衣川研究室では、この宇宙に存在する連星(恒星同士のペア)について理論計算を行っています。宇宙に存在する星の半数以上は連星であり、宇宙最大の爆発現象であるガンマ線バーストや連星ブラックホールの合体による重力波など宇宙で起こる様々な面白い現象に連星が密接に関係しています。これら天体現象の謎を解き明かすために連星がどのような運命をたどるのかを解明することが本研究室のメインテーマとなります。特に宇宙初期の天体起源の連星は重力波や宇宙初期の観測で注目されており、宇宙初期の連星進化についても精力的に取り組んでいます。

研究から広がる未来

自分の興味のあることを見つけ、それをひた向きにやってみるというのは人生でそう多くできることではありません。ぜひ学生のうちに好きな研究を見つけてチャレンジし、思考力と行動力を兼ね揃えた社会人になりましょう。

卒業後の未来像

研究を通じて得た問題設定能力、論理・思考能力、解決能力、プレゼン技術は研究だけでなくあらゆる分野でも応用できます。研究自体は産業と直結してるように見えなくとも、そこで得た能力で社会で活躍している先輩が多くいます。皆さんも是非そのあとに続いてください。

プロフィール

京都大学大学院博士課程修了後、東大宇宙線特任研究員,日本学術振興会特別研究員SPD,東大宇宙線助教を経て現職。 井上研究奨励賞、平成30年度文部科学大臣表彰若手科学者賞等受賞。 趣味は古武道、ゲームと犬猫。

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