電気学会MAG研究会in信大に参加します(20250807-08)
【 PLAN 】

電気学会マグネティックス研究会(2025MAG研究会in信大)が2025年8月7日(木)ー8日(金)に信州大学工学部内にて開催されます。今回は佐藤敏朗先生のご定年記念をかねた研究会です。佐藤・曽根原研究室とシチズンファインデバイスとの共同研究で開発された光プローブ電流センサを利用させていただいた研究成果について,本研究室から1件の発表を行います。
1) MAG-25-089 光プローブセンサを用いたバーニアパターン角度センサの励磁磁界測定
◎風神侑佑, 田代晋久(信州大学), 正木耕一(協和精工), 脇若弘之(信州大学), 楡井雅已(長野工業高等専門学校), 金澤正治(ざわまる)
1)はロボットなどに使用される小型モータ向けに開発を進める,磁石や磁性体を使用しない角度センサに関する研究成果です。センサに使用する励磁コイルを用いた5MHzの高周波磁界分布の不均一性について予測はしていたのですが,これまで計測する手段がありませんでした。通常の磁気センサでは,検出信号を取り出すために導線が不可欠であり,評価したい角度センサに近接した計測でESD(静電気)の影響で内部の電子回路を何度も破損させてしまいました。絶縁体の光ファイバー,直径1 mm以下のセンサ径を有する光プローブ電流センサによる0.5 mm間隔による初めての磁束密度分布実測を通じた成果を報告します。