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今日のできごと 令和3年5月20日「待ち望んだ教育実習はじまる」
「待ち望んだ教育実習はじまる」
令和3年5月20日
今週17日より、今年度の教育実習が始まりました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、教育実習は行われませんでした。3年生以上の子どもたちにとっては、一昨年度まで行われていた教育実習を知っているので、「あの楽しい教育実習が始まる」という期待感、1年生と2年生にとっては、初めてとなる教育実習なので、「実習生の人たちが来るってどんな感じなんだろう?」と、月曜日の朝は、心をうきうきさせ登校してきたかと思います。
==ようこそ実習生==
17日の初日、実習生のお迎えから始まりました。1年生から6年生、すべての学級で『実習生お迎え式の会』が行われました。写真は1年生の教室です。目の前に立つ実習生に、「すきな食べ物は何?」と質問をしていました。質問に対して、実習生は緊張しつつも、優しくていねいに答えていました。
==実習生の1日==
実習生のみなさんは、登校から下校まで、学級の活動に参加(参観)します。午後には、『教材研究』という時間がありますが、その時間以外は、基本的に子どもたちと過ごします。指導教員(担任、専科教諭)が行う授業を観察し、子どもの姿を中心に記録していきます。授業の流れを記録するだけではなく、子どもが何を考え、どこに立ち止まり、仲間とどのようなかかわりをしたのかなど、目の前の子どものあらわれを、丁寧に見つめていきます。
休み時間には、もちろん子どもたちと共に過ごし、めいいっぱい遊びます。教室でお話したり、自然体験園で鬼ごっこをしたり、生き物とのふれ合いの時間を共有したり、遊具で遊んだりと、子どもたちに誘われ、逆に子どもたちを誘い、いつもと同じ20分の休み時間を、いつも以上に子どもたちは楽しく過ごしています。
子どもたちの下校後は、それぞれの教室で観察した授業について、指導教員と振り返りをし、また、それぞれが受け持つ授業について指導教員からアドバイスをもらいながら、授業の構想をします。19日からは、早速実習生授業が始まりました。子どもたちは、実習生が精一杯に準備した授業を、精一杯のからだで受け止め、授業に参加します。国語に算数、体育に音楽と、10日間の日程の最終日まで、実習生の授業は続きます。
下校の時には、子どもたちを見送ります。写真に写る実習生と男の子。
「今日、〇〇して楽しかったね。また明日もしようね」
「〇〇先生(実習生)明日授業するんだよね。頑張ってね。楽しみにしているよ」
2人の後ろ姿から、二人の会話が聞こえてきそうです。
教師を本気で目指す実習生、教師になろうかどうか悩む実習生、教育とは違う道で自らの夢を実現しようとする実習生。目指す先は違っていても、子どもたちと本気で過ごす、過ごそうとする"今"には変わりありません。ぜひ、子どもたちと過ごし、関わり合いながら、無限の力を秘める子どもたちからエネルギーを、社会への扉を開き、その世界へ飛び込んでいくパワーにしてほしいと思います。