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今日のできごと 令和2年11月17日 「初研に向けた授業研究会②(生活科・総合)」

初研に向けた授業研究会②(生活科・総合)

令和2年11月17日

==わたしのしたいことを "やりぬく"==

3年1組授業 『お父さんとしてずっと生きてほしい 雄ヤギ"心"との別れ』

 この日は、"心"くんとお別れをする日となっていました。"心"と過ごす最後の日は、"さくら(母ヤギ)"、"優(お姉さんヤギ)"と"心"の3頭で過ごせる最後の日でもありました。子どもたちは、お別れをする"心"はもちろん、"さくら""優"とお散歩をしたり、3頭が暮らす小屋の掃除を丁寧にしたり、お別れをする"心"のための草ケーキを作ったりと、わたしのしたいこと、3頭のためにしてあげたいことを、徹底して行っていました。

seikatu1.JPG 左の写真は、この日の放課後、"心"を引き取ってくださる,"心"を託す小谷村の方がお迎えに来て、"心"がトラックに乗せられた直後の,小田切先生とHさんの写真です。Hさんは,"心"くんとのお別れがもうすぐそこまで来ていることを感じた途端,シーソーに腰を下ろし,遠くを見つめ泣き出しました。その様子に気づいた小田切先生は,すぐさまHさんの隣に座り,何も語らずそっと彼の肩に手を添えました。
 子どもと教師という関係を超え,共にヤギを飼い続けた飼い主として,悲しみ,切なさを感じあっていたのだと思います。小田切先生の目にも,大粒の涙が溢れていました。

2年2組授業 『仲良くなってね 羊の"よつば"と"しゅんくん"』

seikatu2.JPG 12日、13日と、"よつば"の小屋へやってきたばかりの"しゅんくん"が交尾(結婚)をしました。子どもたちは、「早く仲良くなってほしい」「早く結婚してほしい」と願っていたこともあり、子どもたちは大喜びでした。そしてこの日、"よつば"のお腹に赤ちゃんがいるかもしれないと、新たな願いを抱きはじめた子どもたちは、"しゅんくん"の飼い主(持ち主)でもあるジョーさんからのメッセージ『Surprise』『Peace of mind』にも出会い,いつもと同様、それぞれが2頭のためにしたい、してあげたい活動をしていきました。

 "しゅんくん"と関わりながら活動をする一方,お腹に赤ちゃんがいるかもしれない"よつば"が小屋の凸凹で足を挫いてはいけないと,地面を平らにするための土を集めるため,体育館横で土を掘り,土を集め続けるKさんの姿がありました。慣れないスコップを自分流に使っていたKさんでしたが,座光寺先生の掘る様子を観察したことで,スコップの使い方を獲得し,自然とてこの原理を使ってたくさんの土を集めることができました。その土は一輪車に乗せられ,小屋へと運ばれました。そして,小屋の中でとんぼ(土を平らにする道具)を使って土をならす仲間によって,凸凹がなくなっていきました。
 やっていることは違っても、つながり合う仲間同士の関わりでした。

今回のこの2つの授業のうち、2年2組の授業の様子は,5年1組の理科同様に,28日のオンラインにて開催される初等教育研究会に合わせ、YouTubeにて公開されます。
 28日の初等教育研究会当日には、300名近い方々がオンラインにてご参加されることになりました。理科、生活科の2本の授業を視聴していただき、それぞれの教科の研究発表もご視聴いただき、その後グループごとによる検討会も開かれます。今回の授業を通じて、視聴された方お一人おひとりにとって、貴重な機会、自身を更新する機会となれば幸いです。