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小型家電リサイクル法

2021年02月22日(月) [お知らせ]

 「小型家電リサイクル法」を知っていますか?小型家電(携帯電話、デジタルカメラなど)には、鉄、アルミ、金、銀、銅やレアメタルなど、有用金属が多く含まれる一方で、鉛などの有害な物質を含むものもあるため、適正な処理が必要です。このため、使用済み小型家電の回収・リサイクルを推進するために、平成25年4月1日から「小型家電リサイクル法」がスタートしました。

 現在、日本全体で年間に廃棄される小型家電は約60~65万トンと推定されています。仮にその中に含まれている有用な金属などを全て回収、リサイクルすると、金額にして約844億円分にも上るといわれます。そのため、使用済み小型家電は、都市にある鉱山という意味で、「都市鉱山」といわれています。こうした都市鉱山は、これまで有効に活用されずに、大半がリサイクルされずに廃棄物として埋め立て処分されてきました。この都市鉱山―使用済み小型家電の適切なリサイクルには、次のようなメリットがあります。

(1)金や銅などの有用金属が国内で回収されて再資源化

(2)有害物質(鉛など)を含む小型家電の適正処理

(3)廃棄物の量が削減され、ごみの埋立地である最終処分場を延命化

 この小型家電は市町村及び認定事業者が回収を行うことになっています。回収方法には、公共施設やスーパー・家電販売店、学校などに専用の「回収ボックス」を設ける方法や、町内の資源ごみ集積所に「回収コンテナ」を設置して決められた収集日に回収する方法などがあります。それぞれの市町村のごみの排出ルールを守って回収してもらいましょう。

(政府広報オンラインHPより)

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/2.html