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松本キャンパス環境学生委員会 「バガスユニット」のご報告

2020年03月02日(月) [活動報告]






   松本キャンパス環境学生委員会では、「バガスユニット」があり、日頃活動しています。今年度の主な活動は以下のとおりです。

   5月中旬から、昨年銀嶺祭で使用したバガスモールド(以下バガス)容器の細断を行いました。

   6月上旬には、地元農家さんの畑にて、細断したバガス容器の堆肥化実験を開始しました。週に一度、経過の確認作業を行い、8月上旬に完了しました。

   昨年度は、堆肥化は開始から 約1ヶ月半で完了しましたが、今年度はそれより半月遅れての完了となりました。梅雨が 1ヶ月近く長引いたことが、主な要因として考えられます。堆肥化が完了するまでの期間は、畑を貸していただいている農家さんのお手伝いをしました。また、堆肥化した土の実用性を調べるために、昨年度堆肥化した土と、そうでない土とで分けたプランターを 2組用意し、小カブとチンゲンサイを栽培し、成長過程を観察しました。両者とも健康的に育ち、目安とされていた40日前後で収穫することができました。その後、夏季休暇期間には、今年度堆肥化した土を用いて、パセリ栽培を行いました。

   10月中旬には松本市から協力を依頼され、「松本市食品ロス削減シンポジウム」に参加しました。活動紹介と、試食会で用いるバガス容器の回収を行いました。後日、松本市環境政策課の職員の方から、お礼の手紙を頂きました。また、同時期にパセリの収穫を行い、委員会内で共有しました。

   11月上旬は銀嶺祭にて、バガス容器を用いて、焼リンゴの販売を行いました。

   反省点は、12月から 2月までの期間は特に活動を行わなかったことです。来年度以降は、余裕があれば、冬の活動を検討するべきであると思います。また、「堆肥化をキャンパス内で行った方が良いのでは」という意見があり、来年度以降の場所について、検討してもよいかもしれないと思いました。

(松本キャンパス環境学生委員会 バガスユニット長 経法学部 3年仲里雅基)


※バガスモールドとは・・・

   バガスとは砂糖を搾った後のさとうきびの搾りカスのこと。そのバガスを原料としたパルプを溶かして型に入れ、すきあげてつくる紙の食品容器