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松本キャンパス環境ISO学生委員会 エフピコ松本選別センター工場見学

2017年03月02日(木) [活動報告]





  1月13日(金)に、松本市内にある 株式会社ハートフル松本FVPへ、環境ISO学生委員会14名で、工場見学に行きました。この会社は、株式会社エフピコと業務提携をしていて、エフピコのリサイクル事業の一部である PSPトレーとペットボトルの選別作業を行っています。

  エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで私たちがよく目にしている食品容器・トレーを製造している会社で、その使い終わった容器をスーパーマーケットなどにある回収箱から回収し、再生させ、また市場で販売するという「循環型リサイクル」を行っています。松本選別センターでは、回収されたトレーを白いトレー・柄付きのトレー・その他に分けるという作業を行っています。ここで分別した白いトレーは新しいトレーに生まれ変わり、柄付きのトレーは建築材料などとして利用されます。

  また、障害をもつ方の雇用にも力を入れていて、松本選別センターでは13名の方が働いていました。誰かと比べるのではなく、常に昨日の自分に勝つために自分のベストを尽くして働いているそうです。

  私たちも実際にトレーの分別作業に参加させていただきました。ベルトコンベアに流れてくる様々なトレーの中で柄があるものや不適品を取り除く作業は、一見簡単そうに見えたのですが、実際にやってみると次々にトレーが来ることや、似たような見た目で不適品があることなどでなかなかに難しかったです。

  また、ベルトコンベアの流れを見ていると自分も動いているように錯覚し、酔いそうになってしまいました。社員の方が素早くどんどん分別しているのは、やっぱり経験の賜物であるなと感じました。また、嵩張らないようにと思ってトレーを重ねて紐でくくってしまったものは、不適品とされてしまうことを知りました。

  使ったトレーは、スーパーマーケットなどにある回収箱に持って行くことで、環境に優しく、障害をもつ方の雇用にも関係してくると分かり、今まで以上に意識しようと思い、また、そのことを周りにも発信していきたいと思いました。

(松本キャンパス環境ISO学生委員会 理学部1年 板垣 綾香)