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理学部

学部の特徴

「なぜ?」は、未来を創る原動力!!

グリーンサイエンスを基盤とする特色ある教育と研究

 グリーンサイエンス、すなわち環境に負荷を掛けない持続発展の可能な社会を支える基盤的な科学・技術の教育・研究とフィールドワークを中心に自然環境保全についての教育・研究を実践しています。グリーンサイエンスの基本理念は、自然界の多種多様な現象を詳細に検討し、その中に存在する法則性を探求することにあります。

双方向性の高い少人数教育

 各コースの定員が少ないことから、少人数で双方向性の高い教育が行われています。学生と教員の距離が近いため、演習、実験・実習科目はもちろん、講義科目においてもインタラクティブな授業が展開されています。理学部卒業生へのアンケートで、「大学を選び直せたら、あなたはもう一度、本学に進学しますか?」という質問に対して、過半数を占める方が「進学する」と答えました。これは、教員の情熱と学生のやる気が相乗効果を生む少人数教育の一つの成果といえます。

中学校・高等学校の数学・理科の教員免許が取得可能

 毎年50名前後が、教員免許を取得しています。実際に中学校や高等学校の教員になる学生も毎年おり、県内外で信州大学理学部の卒業生が教員として活躍しています。教員免許の取得は楽な道のりではありませんが、仲間が沢山いることで、皆で支えあいながら頑張っています。

学科・コース紹介

数学科

■数理科学コース、自然情報学コース

 数学は厳密な論理によって築かれる美しい学問です。また、科学技術を支える基礎でもあり、その発展において物理学など自然科学の諸分野と互いに深く関わってきました。一方で、情報化が飛躍的に進んだ現代では、コンピュータの知識も不可欠となっています。
 専門知識を教えるだけでなく、筋道の通った論理的な考え方や柔軟な発想のできる人材を育てます。そして、卒業後には教育や情報産業を始めとする様々な分野に寄与し、文化の発展に貢献できるようになることを指導の目標としています。

理学科

■物理学コース

 物理学とは、極微な素粒子の世界から広大な宇宙まで、私たちの身のまわりで起こっている様々な自然現象の中に潜む原理や法則を、実験や観測を通して明らかにすることにより自然を理解する学問です。
 物理学コースでは、物理学に関する知識を所有するだけではなく、知識に基づいて自由な発想と豊かな創造力を発揮できる人材の育成を目標としています。物理学で培われた問題解決能力は専門分野に限らず、実社会においても威力を発揮します。

■化学コース

 私達の周りには多種多様の物質が存在し、様々な化学現象が起きています。化学は物質の性質や現象を分子レベルで解明・理解するとともに、新物質の創成や未知機能の発見を通じて人類が自然環境との共生を保ちつつ発展するのに貢献する学問です。
 化学コースでは、化学の基礎を重視しながら新しい問題にも対応できる人材の養成を念頭において教育を行います。実験に多くの時間が割り当てられており、ここでは自ら問題点を見つけ出し、それを自主的に解決する研究の方法を学びます。

■地球学コース

 地球学は、地球の過去・現在の姿を明らかにして、かけがえのない地球と私たちの将来を考える上で必要な情報を提供していく学問分野です。
 火山・地震・台風・干ばつ・熱波・洪水などの災害に対処し、地球の営みを多角的に捉えるために、より広く、より深く学ぶことを目指して、従来の地質科学から地球学への展開を進めています。地球学コースのカリキュラムには、信州の地の利を生かした多くの野外実習が取り入れられており、地球に関して体験的に学ぶことができます。

■生物学コース

 この数十年の間に生物学の教科書は全面的に書き換わりました。生物・生命の理解があらゆる分野で著しく進展したからです。ヒトをはじめ種々の生物で遺伝子の全塩基配列が決定され、21世紀の生物学はさらに新しい時代を迎えています。
 現代社会は生物学に関連した遺伝子治療や遺伝子組換え作物などのミクロの、地球温暖化や生物多様性などのマクロの問題に直面しています。生物学コースでは、生物学の発展に寄与し、種々の社会的問題に生物学の視点から主体的に対応できる人材を育成しています。

■物質循環学コース

 「物質循環学」という聞きなれない分野は、従来の基礎自然科学の境界に位置しています。本コースでは、体系だった基礎知識をベースとして、新しい研究・教育分野を開拓します。環境変化のしくみは複雑にからみあっていて、人類と自然との共生の道を簡単には切りひらけないのが現実です。この複雑なからみあいの仲立ちをしている物質の流れ-物質循環-を、ステップごとに正確に理解することが、この道をひらく第一歩だと私たちは考えています。
 環境問題は、これからの人間社会が避けて通ることのできない大きな問題です。身につけた知識を応用して、さまざまな問題に取り組むことができる社会人・研究者が育っていくことを願っています。

卒業後の進路(旧学科卒業生も含む)

令和5年度実績

数学科

  • 進学:16名 (26.7%)
  • 就職:31名 (51.7%)
  • その他:13名 (21.7%)
  • 全体:60名

理学科 物理学コース

  • 進学:14名 (58.3%)
  • 就職:9名 (37.5%)
  • その他:1名 (4.2%)
  • 全体:24名

理学科 化学コース

  • 進学:14名 (53.8%)
  • 就職:9名 (34.6%)
  • その他:3名 (11.5%)
  • 全体:26名

理学科 地球学コース

  • 進学:18名 (69.2%)
  • 就職:7名 (26.9%)
  • その他:1名 (3.8%)
  • 全体:26名

理学科 生物学コース

  • 進学:14名 (58.3%)
  • 就職:9名 (37.5%)
  • その他:1名 (4.2%)
  • 全体:24名

理学科 物質循環学コース

  • 進学:12名 (66.7%)
  • 就職:6名 (33.3%)
  • 全体:18名

令和5年度実績

主な就職先(令和5年度実績)

岐阜県教育委員会、Enrich MR Holdings、オーベクス、オリエンタルモーター、クォンツリサーチ、グランサーズ、サン工業、トヨタ紡織、ニッコー、伊那食品工業、栄光製作所、横浜税関、岡田工業、沖縄日立ネットワークシステムズ、LASSIC、PFU、Voil、アイキューブ、エイエイエスティ、サンキョウテクノスタッフ、ジーニー、システックス、テクノプロテクノプロ・デザイン社、トーハン、ニトリ、ネオシステム、ネクステージ、ファミリーマート、マイナビEdge、ヤマウラ、愛知銀行、雪国まいたけ、八十二銀行、北信ボーリング、建築資料研究社、原村役場、国土交通省、気象庁、航空局、佐鳴予備校、三重県教育委員会、山形県教育委員会、かりがね福祉会、松山技研、松本ゼミナール、信州大学、新日本海フェリー、諏訪倉庫、静岡県立袋井高等学校、大日本除虫菊、大和探査技術、長野県教育委員会、JR東日本、東北大学災害科学国際研究所、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構、栃木県、日鉄鉱業、日本生命保険相互会社、日本大学東北高等学校、日立Astemo、日立ハイテク、発紘電機、豊丘村立豊丘中学校、防衛省、北海道開発局、北海道電力(株)、北陸労働金庫、名古屋市教育委員会、甍酒蔵株式会社

取得可能免許・資格

数学科 ●中学校・高等学校教諭一種免許状 (数学)
理学科 全コース ●中学校・高等学校教諭一種免許状 (理科)
地球学コース ●測量士補
生物学コース、物質循環学コース ●自然再生士補
全学科 ●学芸員

入学についてのお問い合わせ

理学部入試事務室 TEL 0263-37-2439

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