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「博士課程教育リーディングプログラム」のキックオフフォーラムを開催

13年12月25日

信州大学 山沢清人 学長の挨拶

信州大学 山沢清人 学長の挨拶

信州大学は12月13日、博士課程教育リーディングプログラム(オンリーワン型)に採択された「ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成」のキックオフフォーラムを東京都内のホテルで開きました。来賓ら出席者からは、プログラムへの期待・注文が数多く寄せられ、信大の教職員は、事業の成功に向け、決意を新たにしました。

約90人が出席。主催者あいさつで、山沢清人学長は「技術力だけでなく人間力でも世界の繊維産業のトップリーダーとなる人材を育てたい」と、強調。プログラム責任者の濱田州博・繊維学部長も、繊維学部103年の歴史に触れながら「これまでの研究・教育の蓄積を生かしてグローバルリーダーを養成したい」と、抱負を述べました。


来賓を代表して二氏があいさつ。文部科学省の猪股志野・高等教育局大学振興課大学改革推進室長は、リーディングプログラム採択にあたって評価されたポイントとして (1)信大繊維学部はわが国唯一の繊維学部で、オンリーワン性が高い (2)リーディング大学院の趣旨を踏まえたプログラムがきちんと提案されている (3)長年にわたって産業界との提携に実績があり、企業側の人材ニーズを基に産学連携や終了後のキャリアパスについても十分考えられている―の3点を指摘。「日本の大学が新時代に対応していくための変革のモデルとして機能していただきたい」と要望されました。経済産業省の片岡進・製造産業局繊維課長は、信大が世界の50以上の大学とネットワークを構築していることに触れ、「世界から注目されるクオリティーの高いプログラムを実施してほしい」と述べました。


ステークホルダーを代表して、日本化学繊維協会副会長の伊藤文大・クラレ社長が、繊維業界の現況と、業界が求める人材について説明。「繊維学部を持つ唯一の大学である信州大学は、繊維産業に身をおくものにとっては心強い存在で、新プログラムが実行されることは大変ありがたい」と述べました。先行事例紹介として、秋田大学大学院工学資源学研究科の石山大三教授が「レアメタル等資源ニューフロンティアリーダー養成プログラム」の実施状況を説明しました。


阿部康次・副学部長が繊維学部の歴史と教育改革について報告。リーディング大学院プログラム・コーディネーターの高寺政行教授がプログラムの概要を説明した後、鞠谷雄士・東京工業大学教授、竹田忠彦・テックワン社長、榎本祐嗣・富山県工業技術センター所長の三氏が「ステークホルダーからの提言」を行いました。

文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室 猪股志野 室長

文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室 猪股志野 室長

経済産業省製造産業局繊維課 片岡進 課長

経済産業省製造産業局繊維課 片岡進 課長

日本化学繊維協会 伊藤文大 副会長(株式会社クラレ代表取締役社長)

日本化学繊維協会 伊藤文大 副会長(株式会社クラレ代表取締役社長)

信州大学繊維学部 濱田州博 学部長

信州大学繊維学部 濱田州博 学部長