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飯山市小菅集落で地域づくりシンポジウム

13年11月26日

  信州大学の地域戦略センターでは飯山市教育委員会とともに、「小菅の文化的景観シンポジウム」を行いました。地域戦略センターは「地域の地方公共団体、産業界及び地域住民と連携して、地域に潜在する課題を解決するために必要な事項を検討するとともに、当該事項に係る方策を関係機関等に提言することにより、地域社会の活性化を図ることを目的」に10月1日に発足したばかりです。
   飯山市小菅地区は戸数70戸ほど、人口200人に満たない小集落でありますが、素晴らしい景観を有し、重要文化的景観の選定に向けて市と地域とが一緒になって頑張っています。信州大学の教職員たちはその活動を全面的に支えています。
   小菅農業生活改善センターにおいて開かれたシンポジウムには約50名が集まりました。夜7時から始まった会では笹本正治地域戦略センター長が「小菅の文化的景観の魅力」と題して講演し、その後「小菅の文化的景観を活かした地域づくり」と題して、文化庁記念物課文化的景観部門技官の鈴木地平氏をコーディネーターに、笹本センター長、本学農学部教授の佐々木邦博氏、本学全学教育機構教授の大塚勉氏、本学教育准教授の井田秀行氏、本学工学部助教の梅干野成央氏、長野県教育委員会指導主事の遠藤公洋氏(本学卒業生)、小菅区民代表の鷲尾恒久氏(本学卒業生)が、小菅の魅力を語りながら地域づくりのミニシンポジウムを行いました。
   夜遅くまで住民と膝をつき合わせながら、地域の課題を確認し、未来について語り合いました。信州大学地域戦略センターはしっかりと地域に根を下ろしながら、活動を進めていかねばなりませんが、その第一歩となりました。

シンポジウムで語るセンター長 

シンポジウムで語るセンター長 

小菅集落で行われたシンポジウムの模様

小菅集落で行われたシンポジウムの模様