ホーム > トピックス一覧 >

トピックス詳細

トピックス

経済学部社会政策ゼミナールで学生と若手市会議員が政策セッションを開催

13年10月29日

県内外の若手市議会議員で作る「全国若手市議会議員の会北信越ブロック」と信州大学経済学部の社会政策ゼミナール(井上ゼミ:井上信宏教授)はこのたび、共同研修を開催し、信大生と若手市議による政策セッションを行いました。

 

この共同研修は、塩尻市議会議員 金子勝寿氏(本学経済学部の大学院、地域社会イニシアティブコース修了)、松本市議会議員 小林あや氏(本学人文学部卒業)が主導し、井上ゼミが協力する形で開催され、身近な地域についての調査研究をもとに30~40代の若手市議と学生がディスカッションを通じ、将来に向けての解決策を導き出すことを目的としています。

 

全国若手市議会議員の会 北信越ブロック会長の新井信一郎議員(長野県飯田市議会議員)の挨拶で始まったセッションは、学生によるプレゼンテーション、学生と議員のグループセッション、グループディスカッション、井上教授による講評で構成され、参加した学生、市会議員は皆、真剣にセッションに取り組んでいました。

 

学生のプレゼンテーションでは、井上ゼミの学生が3つのグループに分かれ、 (1)松本市四賀地区「松本市の高齢者ケア」 (2)塩尻市両小野地区「塩尻市の若者の学び」 (3)松本市なわて地区「松本市の市民のまちづくり」の3つの政策について1ヶ月間の取材で得られた、各地区の現状と課題について発表を行い、その後のグループセッションでは他のグループから寄せられた意見や質問について、活発なディスカッションが行われました。

 

井上教授は、「今回のような、学外の方との取組みは学部学生を対象としたものとしては初めての試みで、まず最初に学生に大学の「外」ときちんと付き合うということを学んで欲しい。特に、学生にとって議員と接する機会は希有であり、「政策」の表向きのスマートな面と現実の面を知り、議員とディスカッションをすることで、学生に社会政策を学ぶ上での様々な意見や考え方を吸収してもらいたい。協力をいただける機会があれば、今後もこのような研修を開催したい」と話しました。

信州大学経済学部、大学院 経済・社会政策科学研究科 井上 信宏 教授

信州大学経済学部、大学院 経済・社会政策科学研究科 井上 信宏 教授

グループセッションでの活発な意見交換

グループセッションでの活発な意見交換