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農林業・食品業の産学官連携、 伊那谷アグリイノベーション推進機構 設立記念式典を盛大に開催!

13年10月25日

 平成25年10月23日、長野県上伊那郡箕輪町の伊那プリンスホテルで、産学官各界から約300名以上が参加し、伊那谷アグリイノベーション推進機構設立記念式典が盛大に開催されました。式典に先立ち、機構長の向山孝一 KOA(株)代表取締役会長、副機構長の白鳥孝 上伊那広域連合長・伊那市長にあいさつをいただき、「伊那谷における産学官連携事業の現状と展望」を総合テーマに掲げた第1部の記念シンポジウムで、まず3名の講師が記念講演を行いました。
 最初に皆川芳嗣 農林水産省事務次官が「農林業における産官学連携の推進について」と題して、“攻めの農林水産業”への変革の姿勢、農業界と経済界が連携して成長産業化を実現することの重要性などを語りました。
 次に竹田謙一 信州大学農学部食料生産科学科准教授が「伊那谷発!産学官連携による獣害対策の新たな試み」と題して、ICTを用いた獣害対策、集落全体を囲んだ防護柵、笠松式くくりワナの捕獲実績などを紹介、新しい捕獲手法と獣害対策における産学官連携の可能性を紹介しました。
 講演の最後は萩本範文 多摩川精機(株)代表取締役社長が「飯田メディカルバイオクラスターについて」と題して、今年4月に大学・企業・市町村など37団体が加盟する組織を設立、医療機器と食品を中心とした地域クラスターの活動について紹介がありました。
 次に、植木達人 事務局長・信州大学農学部長補佐を座長に、パネリストは記念講演などを行った皆川芳嗣氏、白鳥孝氏、萩本範文氏、竹田謙一氏らを迎え「伊那谷アグリイノベーション推進機構の展望」の総合テーマでパネルディスカッションを行いました。伊那谷という地域の魅力や、企業・大学・国や自治体をどうつなげば良い形での産学官連携の化学反応をおこせるか、など、多彩なサブテーマでそれぞれの御立場から積極的な発言をいただきました。
 引き続き、第2部の記念式典に移り、副機構長の中村宗一郎 信州大学副学長・農学部長があいさつ、来賓の宮下一郎 衆議院議員、吉田博美 衆議院議員秘書の長田様から祝辞を賜りました。
続いて、設立準備会の事務局長として本事業の準備を進めてきた、大谷元 専務理事・信州大学農学部副学部長が同機構の概要説明を行い、シーズ紹介という形で多彩な農学系研究を農学部の学生、大学院生ら5名の皆さんが次々に工夫を凝らした資料でプレゼンテーションを行いました。
 最後に「官から機構への期待」として、大久保憲一 根羽村長・根羽村森林組合代表理事が下伊那郡根羽村の林業振興を販売までのノウハウを重要視た「トータル林業」を紹介しながら資源を生かすためのさまざまな課題解決から、人材育成、雇用が生まれる仕組みまでを期待する、とコメントされました。
  「産から機構への期待」では、塚越寛 伊那食品工業(株)代表取締役会長が、変化に適応すること、GDP維持の観点から付加価値農業について、関係者が気楽に集まれるスペースの設置、など多岐にわたる提案がありました。
 式典終了後は、和田恭良 長野県副知事、河津宏志 農林水産省関東農政局次長、山沢清人信州大学長、杉本幸治 上伊那広域連合代表副広域連合長・駒ヶ根市長らも出席した祝学会が盛大に開催されました。


式典会場の様子

満員となった式典会場

向山孝一

機構長の向山孝一 KOA(株)代表取締役会長

白鳥孝

副機構長の白鳥孝 上伊那広域連合長・伊那市長

皆川芳嗣

皆川芳嗣 農林水産省事務次官

萩本範文

萩本範文 多摩川精機(株)代表取締役社長

竹田謙一

竹田謙一 信州大学農学部食料生産科学科准教授

植木達人

植木達人 事務局長・信州大学農学部長補佐

宮下一郎

宮下一郎 衆議院議員

吉田博美 衆議院議員秘書の長田様

吉田博美 衆議院議員秘書の長田様

大谷元

大谷元 専務理事・信州大学農学部副学部長

中村宗一郎

副機構長の中村宗一郎 信州大学副学長・農学部長

大久保憲一

大久保憲一 根羽村長・根羽村森林組合代表理事

塚越寛

塚越寛 伊那食品工業(株)代表取締役会長

和田恭良

和田恭良 長野県副知事


河津宏志

河津宏志 農林水産省関東農政局次長

山沢清人信州大学長

山沢清人 信州大学長


杉本幸治駒ヶ根市長

杉本幸治 上伊那広域連合代表副広域連合長・駒ヶ根市長