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医学部の大橋教授が寄附講座「メディカル・ヘルスイノベーション講座」を開設

13年07月16日

医学部医学科器官制御生理学講座の大橋俊夫教授はこのたび、医用・健康機器開発や機能性食品開発を促進するための寄附講座「メディカル・ヘルスイノベーション講座」を開設、平成25年7月9日に医学部で会見を行いました。

 

大橋教授は、自身が共同開発した医療用具のベンチャー企業を設立、取締役を兼任し、また科学技術振興機構(JST)の大学発ベンチャー創出推進のプログラムオフィサーを10年来務めています。

大橋教授はそれらの経験を生かし、この寄附講座でスタッフや協力教員とともに、大学が持っている様々なシーズと企業のニーズ(人材育成や先行投資等)について確実なマッチングを実現し、製品の実用化や人材育成、研究支援のための国際交流を通じて社会貢献に寄与するとしています。


この講座への寄附企業は株式会社ブルボンと多摩川精機株式会社の2社。大学と企業トップとの綿密な意思疎通を図るため、両社とも社員が寄附講座の特任准教授として講座のスタッフに加わっています。今後も希望のある企業を募り、連携企業を増やす予定です。

 

大橋教授は会見で、「現在、全国各所でメディカル産業の活性化が課題となっているが、総論だけで取り組んでもほとんどが上手く行かない。本寄附講座では、大学のシーズと企業のニーズ、そこにマーケティングのノウハウを加え、より確実に成果を生み出して行くことが可能となる。この取組により、母校である信州大学に対し、自分の研究遍歴・人生遍歴を生かした恩返しをしたい。」と力強く語りました。

 

会見の冒頭で福嶋義光医学部長は、「大学は研究者の自由な発想のもとに日々研究開発を行っているが、この寄附講座によってそれをどうやって社会へ還元できるか、役立てることができるかの道筋を示し、教員の意識改革につながることを期待している。」と話しました。

医学部医学科器官制御生理学講座 大橋俊夫 教授

医学部医学科器官制御生理学講座 大橋俊夫 教授

医学部 福嶋義光 医学部長

医学部 福嶋義光 医学部長