ホーム > トピックス一覧 >

トピックス詳細

トピックス

「"のうがくぶ"のキャンドルナイト2013」開催 ―ろうそく300本に願いを込めて―

13年07月08日

  夏本番も間近の7月1日(月)、農学部(南箕輪村)で「“のうがくぶ”のキャンドルナイト2013」が開催されました。約300本のろうそくに火が灯され、揺れるほのかな明かりの中、学生や一般の参加者約150名が幻想的な雰囲気を楽しみました。
   主催は農学部環境委員会、農学部ISO学生委員会、信州大学生協学生委員会「あずみの」の3団体。当日、14時からは第1部として、ミツバチの巣から作られるろうそく・ミツロウを使ったキャンドルワークショップが開催され、17時から生協食堂でキャンドルナイトがスタートしました。18時の消灯に合せ、フラメンコ部やジャズ研究会、「信大はにぃビーかれっじ」によるプレゼンテーション等が行われました。
  2011年から環境教育の一環として開催しているイベントですが、2回目の2012年からは一般にも広く楽しんでもらうイベントにしようと一般公開に踏み切り、今年で3回目となります。2回目からはミツロウを販売する専門店「ワイルドツリー」(伊那市)やジビエ料理を提供する宿「ざんざ亭」(伊那市)の協力を受けています。約300本のろうそく全てミツロウを使用し、ざんざ亭の長谷部晃さんが上伊那産の鹿肉を使用して作った特製鹿カレーや、この日初のお披露目という鹿ローメン、鹿バーガーといった新メニューも提供されました。
  地域との繋がりが強くなったのは、農学部庶務係で環境ISO事務局の野溝清美さんが中心となって呼びかけたことがきっかけ。宮城県気仙沼出身の野溝さんが、2011年の震災後、ワイルドツリーの店舗を訪れ何か一緒に出来ないかと考えたことが契機となりました。「エコは気難しいものではなく生活そのもの。環境のことだけでなく、人・もの・時間、いろいろなことを大事に考えるためのきっかけになればと思っています」と野溝さん。
   イベント終盤では「ろうそくの明かりに願いを込めて」と環境委員会環境管理責任者の加藤正人教授の呼びかけのもと、10秒間ゆっくりと目を閉じ、ろうそくの明かりに願いを込めながら本イベントは幕を閉じました。

ろうそくの明かりが揺れる中で、多くの参加者が環境や大事な人へ思いを馳せた

ろうそくの明かりが揺れる中で、多くの参加者が環境や大事な人へ思いを馳せた

学生が作ったキャンドル。七夕に因み願いが書き込まれた

学生が作ったキャンドル。七夕に因み願いが書き込まれた