ホーム > トピックス一覧 >

トピックス詳細

トピックス

「"食・農産業"の先端学際研究会」設立記念式典を開催

13年05月15日

 平成25年4月17日、「"食・農産業"の先端学際研究会(FAID先端学際研究会)」の設立記念式典を長野(工学)キャンパスで開催しました。産学官の連携により、工学部の研究成果や工学・科学の英知を結集させ農業・食品分野に応用し"農業の産業化"を目指す研究会です。 現在、農産物の高付加価値化や、農業の6次産業化などに関わる農業施策が進められています。そうした中で、食や農業の分野では、工学・科学的知見の必要性が高まっています。一方、工学部には、これまでの研究からそれに応えうるシーズが広く存在しています。

 この研究会は工学部が会員の農業団体・企業と連携し、農業の生産技術の向上、製品開発等を進め、食・農業分野への貢献と信州のブランド力向上を目指すことを目的としています。 栽培技術の向上、高機能食品の開発、農作業の省力・自働化、栽培環境のコントロール技術の開発、人材育成などを行う5つの研究部会に分かれており、会員の団体・企業は関心のある部会に所属します。部会長は本学の教授らが務め、異分野の研究者・企業団体が集まり、今後の農業・食品分野を支える研究と技術開発を進めていきます。

 設立記念式典には、約130名が参加。研究会理事長千田有一教授の挨拶の後、県工業技術総合センター所長田口宗治氏より祝辞を賜った後、幹事を務める白川達男特任教授が趣旨説明、各部会に所属する工学部の教授らが研究内容の紹介を行いました。最後に(株)ミールケア代表取締役関幸博氏が「幼・保育園の給食事業の状況について」と題し、記念講演が行われました。 4月17日時点で会員となっている企業・団体は約50団体。今後、更に会員を募り、産学官による連携を進めていく予定です。

約130名の企業・団体の参加者

約130名の企業・団体の参加者が耳を説明に傾けた

田口宗治氏

祝辞を述べる県工業技術総合センター所長 田口宗治氏

白川達男特任教授

趣旨説明を行う白川達男特任教授

高木直樹教授

説明を行う栽培環境システム研究部会の高木直樹教授

千田有一教授

理事長で省力・自働化研究部会の千田有一教授

松島恒友特任教授

高機能食品加工部会の松澤恒友特任教授

槇島聡特任教授

高機能食品加工部会の槇島聡特任教授

小林一樹助教

農産物の遠隔監視の実用例について説明する小林一樹助教

(株)ミールケア関幸博氏

記念講演を行う(株)ミールケア関幸博氏