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「松本市地震動と地盤の相関に関する調査」の調査結果について発表

13年05月13日

記者会見を行う信州大学山岳科学総合研究所<br />小坂共榮 特任教授(松本市役所)

記者会見を行う信州大学山岳科学総合研究所
小坂共榮 特任教授(松本市役所)

  平成25年5月7日、信州大学震動調査グループ(代表:信州大学山岳科学総合研究所 小坂共榮 特任教授)は松本市と共同で実施している「松本市地震動と地盤の相関に関する調査」について平成24年度の調査結果をまとめ、松本市役所で記者会見を行いました。

  平成23年6月30日に松本市で起きた長野県中部地震(松本地震)の市民等へのアンケート調査の詳細な記述などをまとめた報告書をもとに説明。アンケート調査からは体感震度、松本市のボーリングデータ(地下の浅部構造)、新たに行った微動アレー探査データ(地下の深部構造)の3つのデータを総合して解析したところ、震源断層の東側が強く揺れたこと、最大震度5強とし記録されていた同地震が、震度6弱の揺れであったことなどが新たに分かりました。

  今年度は松本市の地盤図として、どの地域がどの程度揺れるのかを事前に把握し防災対策に役立てられる「揺れやすさマップ」づくりに取り組むこととしています。