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地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業に採択

13年04月12日

 文部科学省は平成25年3月、「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」の採択結果を発表、信州大学、東レ(株)、昭和電工(株)、長野県により共同提案した「世界の水を守るエコ・ナノカーボン研究拠点(仮称)」が、国際科学イノベーション拠点整備事業に選定されました。
 同事業は、地域資源等も柔軟に活用しつつ、産学官が一つ屋根の下に集い新たな産業や雇用を創出するため、革新的課題の研究開発に異分野融合体制で取り組む「場」を「国際科学イノベーション拠点」として整備するもので、全国で15拠点が採択されています。

【世界の水を守るエコ・ナノカーボン研究拠点(仮称)計画の概要】
 世界人口増加に伴い、安心・安全な生活用水や農業用水の確保が重要な課題となっており、生活・生産活動による水の汚染も急速に拡大しています。これらの課題に対して、当提案では、信州大学、東レ、昭和電工が得意とする炭素材料・繊維材料の研究開発成果と、長野県をはじめとする我が国のモノづくり技術を駆使して、革新的ナノカーボン膜による高効率水再生処理手法の確立、耐久性に優れかつ軽量・高強度な構造材の創製、これらを用いた安心・安全な水自律循環システムの構築を実現する拠点を形成します。
 同研究拠点は平成25年度に長野(工学)キャンパス内に設置する予定です。