ホーム > トピックス一覧 >

トピックス詳細

トピックス

身近な経済・経営問題で議論 経済学部・公開教育企画

13年02月20日

 経済学部の教育内容や研究成果を学生等が発表する公開教育企画が平成25年2月6日、信州大学松本キャンパスにて開催されました(経済学部主催)経済学部の1年生を中心に延べ130人を超える参加者が集まりました。
 企画の第1弾は、「経済学科専門ゼミナール研究活動成果発表会」。経済学部の1年生や高校生を対象に、同学科の2年生~4年生9チームがそれぞれ専攻している研究を報告し、参加者等がそれを審査するというものです。それぞれの研究成果を10分間でプレゼンし、最後には、最優秀賞を1組と優秀賞を2組決定しました。
  最優秀賞には、「商店街が生き残るために~大型ショッピングセンターとの共存は可能なのか?」を発表した2年生の乙川詳希さん、石場絢子さん、チョッチョッルインさんの3名が選ばれました。乙川さんは、「発表の内容自体は研究のデータがあまりが得られなかったので、プレゼンが印象に残るようにと考えてプレゼンの練習をしました」と喜びを語ってくれました。
  企画第2弾では、経済システム法学科編「大学生が出会う法律問題」に続き、経済学科編の「大学生が出会う経済・経営問題」が出版されたことを記念して、「学生・卒業生(仮名・覆面)による先生の論文合評バトル」が行なわれました。同企画は、経済学部の学生、院生、卒業生の7人が「大学生が出会う」シリーズを読み、良かった点と疑問に思った点を述べ、主張が良かったと思う人を決めるという企画です。
  はじめに、経済学部の徳井丞次学部長が「本を読んで、自分の意見を述べるのは、とても大切な事だと思いますので、今後もこのような機会が与えられる事に期待しています」と挨拶を行ないました。
 合評バトルでは、匿名で行なうため、参加者らは、それぞれ覆面や変装をして意見報告を行いました。「読みやすく、生活の中で、必要なことが沢山詰まっている」という意見が多く聞かれました。
  経済学部の金早雪(キムチョソル)教授は、「教員が一方的に教える講義ばかりでなく、今回の2つの企画のように、学生と教員らが相互に刺激し合える様なイベントを今後も続けていきたい。また、本を読む習慣と言うのはとても大切なことですので、今後は、指定図書を決めずに好きな本の評論バトルなどもやっていきたい」と語って下さいました。

会場風景

会場風景

最優秀チームに選ばれた乙川さん

最優秀チームに選ばれた乙川さん

乙川さんらのチーム

乙川さんらのチームは工夫した発表で、会場が和やかなムードになりました。

大仏のお面をかぶった学生が発表

税金などが分かりやすく書かれており、社会との接点になった」と大仏のお面をかぶった学生が発表しました

徳井経済学部長

「今後もこうした取り組みを続けてほしい」と
徳井丞次経済学部長

金早雪先生

「経済学部にいる多様な学生の意見を交流出来る機会として活用していきたい」と金早雪教授