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第2回信州大学大学院医学系研究科疾患予防医科学系専攻キックオフセミナー

12年11月19日

セミナー会場

セミナー会場

  今春、新専攻としてスタートした信州大学大学院医学系研究科疾患予防医科学系専攻のキックオフセミナー第二弾を、平成24年11月18日に東京お台場のサイエンスミュージアム「日本科学未来館」にて開催しました。今回は国立大学の教育活動を紹介する「国立大学フェスタ2012」(カテゴリー「大学改革シンポジウム」)の一環としての催しでした。

  山沢清人学長(代読)、福嶋義光医学系研究科長、樋口京一専攻長の挨拶の後、午前・午後合わせて7つの講演が行われ、展示コーナーではポスター展示、インターバル速歩の指導実演や、松本紹介、無料ドリンクコーナーも設置しました。親子連れから中高生や学生、ご年配の方々まで約240名が楽しみながら最先端のライフサイエンスに触れる盛況なセミナーとなりました。

  加齢による体の変化のメカニズム、原因に迫り、アンチエイジングに効果的な薬品を紹介した「アンチエイジングのしくみ」(樋口専攻長)。私たちの胃粘液には胃癌を防ぐ働きが備わっている「糖が胃がんを防ぐ」(中山淳教授・医学部副学部長)。今、日本で国民病といわれる慢性腎臓病と慢性肝臓病の潜在患者数が、それぞれ1300万人、800万人という、この危機にどう対応するのか「肝腎かなめの体のしくみ」(青山俊文教授)。人体最大の器官ともいえる血管を健全に保つ血中物質の働きとは?「血管を元気に保つしくみ」(新藤隆行教授)。ほかに「脳で働く分子を探る」(棚橋浩准教授)、「細菌でがんを治療する」(谷口俊一郎教授)、「インターバル速歩でメタボ対策」(能勢博教授)など。
  世界的にも注目され、評価の高いこれらの研究を30分という短い時間内に紹介できるよう、楽しくわかりやすく工夫された講演内容となりました。

  参加した看護を専攻している学生さんとその親御さんからは、「興味深いお話ばかりで、驚きながら聞いていました。とてもためになりました」との感想をいただきました。